「インタビュー」”立派に育った子役”キム・ユジョン…「仕事で傷ついて不安になっても、他の道は考えたことがない」

自分のような道を歩いている子役出身の俳優たちに向けて、惜しみない応援も送った。キム・ユジョンは「最近、子役出身俳優たちがうまく行っていてうれしい。なぜかわからないけど、彼らには仲間意識が有って、ずっと応援していたい。会っても会わなくてもどこにいても、応援したい気持ちが生まれる。みんなそれぞれの道を歩いているけど、知らないところでお互いを応援しあっていると思う。その気持ちが届かなくても自然にそうなる気がする。みんながうまく行ったらいいなという気持ちが多い。互いにうまく行けばそこからまた力をもらったりする。『私ももっと頑張らなくちゃ』って思ったりもするし。何より昔から一緒にやってきた仲間たちなので、お互いに恥ずかしくないように頑張ろうという気持ちが大きい」と話した。

さらに彼女は「私が直接出て行ってアドバイスしたりとかはしないけど、そういうのにまた力をもらうことも有るので、この間、(ハン)ヒョジュ先輩が私に『大変なことがあったら気楽に話しなさい』と言ってくださったように、私もそんなふうに言ったりする。私もまだ次のステップを踏んでいく過程であるけど、これがまた簡単ではない。だから私と同じように悩んでいる友達や後輩には元気でいてほしい、傷つかないでほしいと思う。うまく行かなくて大変だけど、できるだけ苦しまないようにするにはどうしたらいいか悩んでいた。子役俳優たちが気楽に演技出来る環境が整うまで子役のままでいたいというインタビューで話したことも有る。もちろん、撮影環境がどんどん良くなっている状況だけど、みんながもう少しリラックスできたらいいなと、混乱の時期を経験しないといいなと思う。自我が形成される時期にすでに仕事をしているということは、俳優という仕事以外にも、本人にとっても、両面性がある。その部分にとても心配がある。だからと言って、私があまり言いすぎるのも、自分で感じて経験してこそわかることなので」と真剣に語った。

キム・ユジョンは「私も、仕事をしながら傷ついたり混乱したり、不安定な時期もあって、自分自身のアイデンティティを探した時期が有った」と打ち明けた。

「幼い頃から、スポンジのように、ものすごく吸収した。でも実際、私の歳はまだ若くて、自ら『自分がどこまで悩むべきで、どこまで考えなければならないか』とたくさん悩んだ。その時、私はキャリアよりも年齢に重点を置いた。私は20代前半で、まだまだこれから経験することがいっぱいあるから。いくら幼い頃から社会生活をしてきたと言ってもまだまだ分からないことがたくさんあるよ、と自分に言い聞かせた」と明かした。

キム・ユジョンは「今は、混乱期を過ぎて、安定して安らかな状態だ。ひたすら自分一人で考えて、自分で選んで、耐え抜く力を育てようと頑張ってきた結果だと思う。本当にいろんな方法を試みた。PT、ピラティスなど、運動もいろいろ頑張ってるし、趣味もたくさんあって、一人旅もして。こんなふうに一人の時間を過ごしながら強くなれた。大人になってから、一つずつ、ゆっくり解決していって、うまく乗り越えたと思う。今では、ちょっと大変な状況や困難に直面しても、その部分について大げさに考えない」と伝えた。

WOW!Korea提供

2022.10.29