故ク・ハラさんの元恋人、裁判所の慰謝料の支払い命令を不服として控訴状提出


韓国歌手の故ク・ハラさんを暴行し、脅迫した容疑で懲役1年の刑を受けた元恋人のチェ・ジョンボムさんに対して、裁判所が遺族へ慰謝料を支払うよう判決したなか、チェさんはこれを不服として控訴状を提出した。

18日、法曹界によると、先ごろチェさんはソウル北部地裁民事9単独パク・ミン判事に控訴状を提出した。

これに先立ち去る12日、法曹界によるとソウル北部地裁民事9単独パク・ミン判事はク・ハラさんの遺族がチェ・ジョンボムさんを相手に提起した損害賠償請求訴訟で、計7800万ウォン(約800万円)を支払うようチェ・ジョンボムさんに命じ、原告一部勝訴の判決を下した。

チェ・ジョンボムさんは2018年、ク・ハラさんに打撲傷を負わせて脅迫した容疑で裁判にかけられ、2020年10月に大法院(最高裁判所)で懲役1年を確定された。チェ・ジョンボムさんはカメラ不法撮影の容疑でも起訴されたが、有罪が認められなかった。

その後、ク・ハラさんの遺族は2020年7月、法廷拘束されたチェ・ジョンボムさんを相手に、計1億ウォン(約1040万円)の慰謝料訴訟を提起した。チェ・ジョンボムさんの脅迫と強要などでク・ハラさんが精神的苦痛を受け、自ら死を選択したということだ。

裁判部はチェ・ジョンボムさんの脅迫など不法行為がク・ハラさんに大きな精神的苦痛を与えて、自死につながったと判断。また、チェ・ジョンボムさんはク・ハラさんの選択が予想できたにもかかわらず、違法行為を続けてきたというのが裁判所の判断だ。

これについて裁判部は「チェ・ジョンボムの不法行為でク・ハラさんが死亡に至り、ク・ハラさんの遺族にも精神的苦痛を与えた」とし「ク・ハラさんと遺族が被った精神的損害を賠償する責任がある」と判示した。

WOW!Korea提供

2022.10.18