イ・スマン総括プロデューサーとの契約がことしいっぱいで早期終了…“首長を失う”SMエンタテインメントの未来は?

イ・スマン総括プロデューサーはK-POPの音源およびアルバム制作体系を構築した人物。韓国国内で初めて専門A&Rシステムを導入し、海外の作曲家たちとのネットワークおよびソングキャンプを初めて開始し、K-POPの音楽の多様性を追求した。おかげで今のK-POPはダンス、ヒップホップ、R&B、バラード、ロック、EDMにいたるまで多様なジャンルを合わせることができるようになり、海外の作曲家たちともコラボも自由に実現している。

イ・スマン総括プロデューサーは韓流とK-POPブームを作った張本人でもある。「H.O.T.」の成功で韓国大衆文化が海外に進出できる可能性を見せ、BoAや「東方神起」の日本進出および成功により、韓国大衆歌謡の海外進出のロールモデルを提示した。また、「SUPER JUNIOR」や「少女時代」のヒットを基に、全世界のK-POPブームの胎動をけん引し、最近には仮想と現実を行き来するメタバースアイドル「aespa」を成功裏にローンチし、全世界の音楽市場を先導している。その過程で多人数組のアイドル、アイドルの世界観、開放性と拡張性を基にした“NCT(New Culture Technology)モデル”など、さまざまな試みを通じて、K-POPの量的・質的な成長を導いた。

コンサートおよび公演文化の新しい経済力も提示した。アジアツアーコンサートを皮切りに、全世界海外ツアーコンサート市場を開拓し、世界初のオンライン有料コンサートプラットフォーム「Beyond LIVE」を成功的に立ち上げた。「Beyond LIVE」はSMエンタテインメントの企画に、イ・スマン総括プロデューサーのプロデューシングが加えられ、オンラインに最適化された公演を披露できるよう完成された。イ・スマン総括プロデューサーはAR技術をステージに適用する技術的な全般の内容を指揮したことはもちろん、多重画像連結システムを利用した視聴者とのコミュニケーション、多彩なカメラワーク、公演の全般的な演出、音楽のサウンドなど細部にいたるまで直接的なディレクションを与えるプロデューサーの役割を果たしたと伝えられた。


イ・スマン総括プロデューサーのプロデューシングのノウハウを得るための海外各国からのラブコールも相次いでいる。イ・スマン総括プロデューサーは2019年にサウジアラビアの超大型エンターテインメント都市建設事業「キディヤプロジェクト」のアジア唯一のアドバイザーとして推薦された。2022年にはサウジアラビアの投資部(MISA)と現地市場進出および共同事業推進のための業務協約(MOU)を締結し、モンゴル文化部長官の公式招請で自主開発したCT(Culture Technology)システムを伝播し、K-POPを超えて未来のエンターテインメントシティのプロデューシングに拡張している。

あるエンタメ業界の関係者は「イ・スマン総括プロデューサーがSMエンタテインメントを最高のエンタメ企業に成長させ、韓流とK-POPブームを導いた張本人という点は否定できない事実」とし、「K-POPが全世界の市場を先導する主流音楽に浮上した重要な時点で、イ・スマン総括プロデューサーの不在はSMエンタテインメント、K-POP業界にも大きな損失になるだろう」と懸念した。

WOW!Korea提供

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2022.10.15