「コラム」康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.235「『シスターズ』のキム・ゴウンに感服」

 

9月3日から韓国tvNで放送されている『シスターズ』。Netflixでも配信されているので、日本でも多くの人が見ていることだろう。このドラマでは、主演のキム・ゴウンの演技がとても素晴らしい。

画像=tvN

印象的な登場人物

評判になっている『シスターズ』は、貧しい境遇で育った三姉妹の物語である。
長女はキム・ゴウンが扮しているオ・インジュだ。
彼女は建設会社で経理の仕事をしていた。職場で仲間外れにされてしまっていたが、信頼できる先輩がいてとても頼っていた。しかし、彼女は不正経理で大金を残したまま突然自殺してしまう。それがすべてのストーリーの始まりだった。
先輩はインジュに大金を残していた。さらに、巨大な不正経理事件に関わっていて、巨額の行方がわからなくなっていた。
ナム・ジヒョンが扮する二女のオ・インギョンも騒動の渦中にいた。彼女は報道記者なのだが、仕事中の飲酒が常態化していることが発覚して、1カ月の停職処分になってしまう。それにも懲りず、彼女は怪しい人物をターゲットにして調査報道を続けていた。その相手というのは、ソウル市長をめざすエリートのパク・ジェサン(オム・ギジュン)である。彼は自らの財団を使って巨大犯罪につながる細工をしていた。彼の妻が有名な将軍の娘だったウォン・サンア(オム・ジウォン)であり、彼女も多くの闇を抱えていた。

とてつもない緊迫感

パク・ジェサン夫婦の娘が高校生のパク・ヒョリン(チョン・チェウン)であり、その同級生がインジュとインギョンの妹のオ・イネ(パク・ジフ)だ。絵画の才能が抜群だった。
やがて、インジュはサンアの仕事を手伝うようになり、三姉妹のすべてがパク・ジェサン夫婦とつながりを持つようになった。
さらに、不正経理事件で行方がわからなくなった巨額の大金を調べる調査員のチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)と、インギョンの幼なじみで彼女を手助けしていくハ・ジョンホ(カン・フン)も、ドラマを動かす重要なキャラクターになっている。
こうして『シスターズ』はスリリングにストーリーが展開していくのだが、見ていて感心するのが、インジュを演じているキム・ゴウンの演技力である。
このドラマで最も衝撃的な場面に遭遇してばかりいるのがインジュだ。彼女の焦燥は大きい。そんな展開の中で、キム・ゴウンは迫力満点でインジュに扮して、見ている人にとてつもない緊迫感をもたらしている。
演技派として定評があるキム・ゴウン。彼女の凄い感情表現に釘付けになる人が続出していることだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

2022.10.01

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