全国公開中の映画「バイオレンスアクション」の挿入歌アーティストを務めた韓国歌手キム・ヒョンジュン(リダ)が舞台あいさつイベントに登場した。
2年半ぶりの来日となったキム・ヒョンジュン。本イベントは日本滞在中最後のファン交流の場ということもあり、満席の会場はヒョンジュンの登場を前に、期待と興奮にあふれている。MCからの掛け声により、満を持してキム・ヒョンジュンが登場。会場は熱気と大きな拍手に包まれた。
初めにMCが映画館というステージに立ってみての感想を聞くと、キム・ヒョンジュンは「僕は俳優という職業もやらせてもらってますが、このように映画館のステージでご挨拶させていただくのは初めてです。これまでも街中で自分の楽曲が聞こえてくることはありましたが、映画館で自分の楽曲が流れているのを聞いたのは、今日初めてのような気がします」とうれしそうに答えた。
そして、YouTubeチャンネル「HENECIA MUSIC Official Channel」にアップされている、映画とのコラボ動画について聞かれると、「この映画は国民的俳優である橋本環奈さんが主演をされてますが、そんな方が参加している映画に少しでもお役に立てたことは、僕にとっても大きな喜びです」と喜びを噛み締めた。
そして話題は、映画の挿入歌として起用された新曲「Song for a dreamer」について。キム・ヒョンジュンは本楽曲に込めた思いを「最初にお話をいただいたときは、橋本さんが主演をされるといった情報以外は慎重に制作が進められており詳細はわかりませんでした。そして曲を作る過程の中で、橋本さんのアイドル時代の映像から俳優として活動されている映像を全て拝見し、彼女がスターとして生きている人生、夢に向かって歩んでいる人生、そしてこれから挫折を味わうかもしれない、そんなさまざまな人生を主人公に重ね合わせて、橋本さんも一緒に応援したいという気持ちで曲を作りました。主人公のように、夢に向かって慌てずにゆったりと揺蕩うように歩を進めると、いつか夢に辿り着けるのではないかという思いを込めました」と熱い思いを語ると、「Song for a dreamer」のワンフレーズをサプライズ披露し、会場大興奮。そして歌い終わると「これが映画の中に出てきますので、ぜひ映画を最後まで楽しんでください(笑)」と、ファンに向けてアピールし、会場の笑いを誘った。
あっという間にイベントは終盤へ。キム・ヒョンジュンは、劇場に足を運んでくれたファン、そして映画ではじめてキム・ヒョンジュンの音楽に出会った日本全国の皆様に向けて「こんなふうに日本の有名な映画の挿入歌を担当させていただいて本当に光栄です。僕は韓国人ですが、外国人に対しても心を開いて、受け入れてくださっているスタッフの皆さん、関係者の皆さんにも感謝をお伝えしたいです。そして今日は暑い日ですが、映画を観るために足を運んでくださった皆様に感謝を申し上げます。そして僕のファンではないけれど、映画を楽しみにしている方にも今日1日素晴らしい日になってほしいと願っています」と温かなメッセージを送った。
最初から最後まで、ファンサービスに富んだキム・ヒョンジュンのトークと歌声に、大盛り上がりとなったイベントは、熱気が冷めやらぬまま幕を閉じた。
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