“沈黙を続ける”V(BTS)とJENNIE(BLACKPINK) に心配する視線…熱愛問題にもろいK-POPの現在地が原因?

 「Big Hit Music」と「YG ENTERTAINMENT」は、これまで所属アーティストの熱愛関連問題に、選択的対応をしてきた。「Big Hit Music」は、昨年10月に、Vがあるグループ会社の会長の娘と熱愛中と報じられたとき、「2人はただの知りあい」という釈明の立場を出したが、JENNIEともつれた熱愛説には沈黙中だ。「YG ENTERTAINMENT」は所属アーティストの熱愛説に、ほぼ毎回沈黙を保っている傾向があるが、2019年2月に「ICON」のソン・ユンヒョンと「MOMOLAND」のデイジーの熱愛説が提起されたときは、「何度か好感を持って会ったが、つき合う間柄ではない」という明確な立場を出して、熱愛説の鎮火に乗り出したことがある。両事務所とも、時によって立場発表の可否が異なり、一部では沈黙が事実上認めたことになるのではという視線もある。これまでの一貫性のない対応方法によって、この問題はさらに大きくなったわけだ。

VとJENNIEのケースは、熱愛問題に対して脆弱(ぜいじゃく)なK-POPシーンの現在のありかを示しているという反応も続く。業界関係者によると、K-POPアイドルの場合、恋愛に関する問題について言及することが慎重になるしかないと口をそろえる。あるアイドル企画会社の関係者は、応援しているアイドルの公開恋愛に敏感に反応するファンはまだまだ多く、イメージが大事な職業であるだけに、熱愛の事実を明らかにすると、アルバムの売上げが減ったり、ラブコールが入ってくる広告品目にも違いが生じるのが現実だ」と話した。続いて、「アイドルは1人で活動する俳優とは異なり、グループの一員であるため、公開恋愛や関連問題がグループに悪い影響を及ぼすこととして認識するファンもいるため、企画会社の立場では、それが事実かどうかに関わらず、熱愛説に言及することをためらっている」とつけ加えた。

そんななか、アイドルの恋愛に対するファン文化がもっと成熟されれば、各企画会社や当事者であるアイドルたちが、関連問題により正直に、そして自然に問題に対処できるようになるという声もある。大衆文化評論家のキム・ホンシク氏は、「好きなスターの熱愛相手を、まるで自分の領域を侵した存在かのように扱う行為を避け、スターの恋愛を成長のプロセスとして認めてあげる文化が作られるべき」と述べた。さらに「各企画会社が所属アーティストのプライバシーに関する問題に、どこまで関与するかについて、明確な基準および対応方針を事前に設定し、混乱を減らすことも必要だと思う」と助言した。
WOW!Korea提供

関連記事

2022.08.26