(左から)チソン、ソ・ジヘ、パク・スンウ監督、イ・スギョン、ホ・ソンテ
ディズニー公式動画配信サービス「Disney+ (ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて、日本独占配信中の韓国ドラマ『アダマス 失われたダイヤ』(毎週木・金 0 時各 1 話ずつ配信/全 16 話)。本作は、実の父親が、継父の殺害の容疑をかけられてしまった双子の兄弟が、その事件の真相を追っていく、クライムサスペンスドラマです。
22 年前、双子の兄弟ウシンとスヒョンは、最愛の継父を殺され、その世界が引き裂かれてしまった。そのトラウマからか、兄弟は検事とミステリー作家に成長するが、実は実の父親が殺人の罪を着せられていたことを知ることになる。再び古傷が疼きだした二人だが、 真実を明らかにするため、双子はそれぞれの能力を駆使して真犯人を探し出し、陰謀を解明する鍵となる血塗られたダイヤモンドの矢、「アダマス」を探し出すことになる。 双子の兄弟によるスリリングな真実追跡劇が始まるー。
7 月 26 日に韓国で行われたドラマ『アダマス 失われたダイヤ』の制作発表会見に、主人公で性格が真逆双子の兄弟ウシンとスヒョンを一人二役で演じたチソン、ヘソングループの長男の妻ウン・ヘス役のソ・ジヘ、社会部記者キム・ソヒ役のイ・スギョン、チェ総括 チェ・テソン役のホ・ソンテ、そしてパク・スンウ監督が登壇し、事前に記者から募った質問に答えながら撮影を振り返った。
最初に作品の魅力について司会から話を振られると、「ウシンとスヒョンの1人 2 役というキャラクター自体に興味をもちました。 双子の二人が父の汚名を晴らすために孤軍奮闘する姿がとても印象に残りました。」と、出演を決めた理由を明かすチソン。続け てソ・ジへは、「魅力的なキャラクターがたくさん出てくるんです。キャラクターごとに秘密を持っていて、それを一つずつ露にしていき ながら、全体的に話が進んでいく。全てのことには理由がある、そういう感じのドラマだと思っています」と本作はキャラクターと”秘密”が魅力であると明かしてくれた。
さらにイ・スギョンは「予想できない展開だと思います。私は 4 話までの台本を読んで、このドラ マをやろうと決めたのですが、4 話まででも「それで、そのあとにどうなるの?」と、どんどんページをめくりたくなっていたんです。」と展開が気になるストーリー性をあげてみせ、ホ・ソンテは「セリフを見れば、意外とおもしろい部分がとてもたくさんあるんですよ。予告 編ではその部分の表現が制限されてはいましたが、このドラマは興味深くて、おもしろい部分が多いので、そこを早く確認したいで す。」とシリアスさだけではなく、面白さも含め、様々なジャンルが複合的に表現されているドラマであることをアピールした。
続けて、それぞれが演じたキャラクターについて話が及ぶと、過去に 1 人 7 役を演じたことのあるチソンは、今回の 1 人 2 役という役柄について「1 人 7 役をした経験を生かして今回の作品に臨むことはありませんでした。」と告白。前回は、多重人格という役柄だったので、7 種類のキャラクターを全く変え、違う方向で表現する、という役作りだったが、今回は「一卵性双生児の二人の魅力を作り出さなければならなかったですし、二人の出発点が同じだったんです。そのため、顔は同じですが、誰が見ても”微妙に違う”と いう点を最大化して表現しようとしてみました。しかし、簡単ではない部分も多かったです。」とその苦労を振り返る。その中で、「僕 もスヒョンとウシンと一緒にいると、彼らの魅力に陥りました。ドラマの最も大きい魅力である”アダマス”というダイヤモンドの矢を探す、そのようなファンタジー的なストーリーの中で、二人がどんな活躍をするのか、期待し続ける、そのような気持ちでした。」と 演じた役柄への思いを語った。
本作の中で、とても謎めいたキャラクターであるウン・ヘスを演じたソ・ジヘは、「表と裏が少し違う人物です。内面を見せずに、ウシンの助力者なのか、どうなのかという微妙な感情をどのようにすればうまく表現できるか、かなり悩みました。あまりにもドラマの台本がしっかりしているので「ただ、抱いた感情のまま進んでいけばうまくいくのではないか」と思いました。そして、私自身も秘密めいた ところを持とうと、家で一人、生け花をいけてみたり。ヘスの雰囲気をつかもうとたくさんの努力をしました。」と知られざるエピソード を明かすと司会から「もともと優雅なところに、家で生け花いけて。」とその完璧な人柄を褒められる場面も。しかし、すかさず「違いま すよ。もともと私の性格とは違います。皆さん「女性らしく見える」とおっしゃるのですが、私は家でそんなことはしないんですよ。そ ういう女性らしい趣味を持っていなくて。そのために、もう少しキャラクターに近づいてみようということで、ヘスが花園を育てて温室 の中にいるということを自然に見せるために、神経を遣いました。」と以外な一面とともに、役との向き合い方を語ってくれた。
(2ページに続く)