「取材レポ」iKON、パワーアップしたライブパフォーマンスで東京公演も大盛況!会場を埋めたiKONICに感謝「忘れず会いに来てくれてありがとう」

iKONが約2年半ぶりとなる待望のジャパンツアー「iKON JAPAN TOUR 2022~FLASHBACK~」を開催し、久しぶりにiKONIC(iKONのファンネーム)と直接触れ合いながら、熱いライブでファンを魅了した。

今回のツアーは、7月2日(土)と3日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール、9日(土)と10日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館の2都市6公演。3年4カ月ぶりとなるニューアルバム「FLASHBACK [+ i DECIDE]」(7月13日発売)を引っさげたツアーとなり、現在のiKONが堪能できる内容だった。
ここでは東京公演初日となる9日昼の部を振り返る。

開演時間が近づくと、会場のスクリーンにはリード曲「BUT YOU -JP Ver.-」のMVが流れ始め、音が徐々に大きくなるとファンは臨戦態勢に。一斉に立ち上がり、KONBAT(iKONスティックライト)点灯で、会場が真っ赤に染まる。メンバーの登場をいまかいまかと待ち構える。この流れはこれまでのライブと変わっていない。これがiKONのライブだったなと懐かしさを感じていると、メインステージにメンバーが姿を現した。しかも、バンドメンバーを携えての登場。iKON初の生バンドライブだった。

オープニングは「KILLING ME -JP Ver.-」で、BOBBYのラップパートから勢いよくスタート。最初からメンバーたちは弾けたようにキレキレだ。今回の東京公演の前に行われた合同取材で、本ツアーでは「カッコいい姿を見せたい」と話していたが、まさにその言葉通り。鋭いまなざしやセクシーな仕草など、圧倒的なカッコよさを放っていた。JU-NEの「みなさん準備できましたか?」を合図に、「BLING BLING -JP Ver.-」に突入すると、炎が上がるド派手な演出で、その勢いはさらに加速。続く「SINOSIJAK -JP Ver.-」で熱い盛り上がりを見せた。
オープニングMCに入り、「GET READY? SHOW TIME! こんにちは。僕たちはiKONです」とお馴染みのあいさつをし、一人ずつ自己紹介をしたメンバーたち。久しぶりにファンと会えた喜びで、笑顔満開だ。JAYが「声で応援したい気持ちは十分分かってますけど、今回は拍手で応援してくれたらうれしいです」と伝え、ファンもマナーを守り、KONBATを振り、拍手をすることで応えた。


その後、前半パートでは、ニューアルバムの中から、「BUT YOU -JP Ver.-」はもちろん、ファンからiKONらしい曲だと言われている「DRAGON」、韓国Mnetサバイバル番組「KINGDOM : LEGENDARY WAR」のファイナルラウンドで披露した「AT EASE」などを盛り込んだほか、合同取材でBOBBYが絶賛していた末っ子CHANのラップで始まる「BEAUTIFUL」、DKのソロのダンスブレイクを挟んだ「RHYTHM TA -JP Ver.-」など新鮮な見どころもたっぷりだった。
そして、ソロ曲の準備に入ったBOBBY、SONGを除く4人のMCパートでは、JAYのナイスなムチャブリも。個人的にコンサートの流れの中で、「AT EASE」を歌っているときが一番盛り上がると語るJU-NEに、この曲のキリングパートを日本語でやって見せてほしいとリクエスト。JU-NEがカッコよくキメた後、CHANバージョンも見たいとフラれたCHANもムチャブリに応え、最後はJAYが締めくくった。



また、ポエムにハマっているというJU-NEは、今回日本に来た初日、神戸でマネージャーと3時間ぐらい歩きながら、日本語で話していたら日本語の実力が戻ったと明かし、メンバーたちから「天才じゃん!」と驚かれると、「日本語って“自転車”みたいなものだから。1回覚えたら、一生忘れない」と名言も。
JAYはカッコよく見せたくて、髪の色を赤にしたけれど、けっこう色が抜けてしまうので、神戸公演の当日、色を入れたら汗で流れ落ち、顔が真っ赤になってしまったため、SNSでファンから「頭から血、出てるんじゃない?」と本気で心配されたという笑い話も披露し、トークでも楽しませた。

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2022.07.15