「イベントレポ」iKON、ジャパンツアー「iKON JAPAN TOUR 2022〜FLASHBACK〜」全6公演ファイナル! 本日7月13日(水) ニューアルバム『FLASHBACK [+ i DECIDE]』をリリース!

YG ENTERTAINMENTに所属するボーイズグループiKON(アイコン)が、2019年12月に開催された「iKON YEAR END LIVE 2019」以来、約2年半ぶりにジャパンツアー「iKON JAPAN TOUR 2022〜FLASHBACK〜」を開催。7月2日(土)兵庫・神戸ワールド記念ホールからスタートし、計6公演を行った今ツアーは、7月10日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で大盛況の中、感涙のファイナルを迎えた。

12,000人の満員に膨れ上がった観衆が放つKONBAT(iKONスティックライト)の赤い光に染め上げられた国立代々木競技場第一体育館のステージに、黒のスパンコールが散りばめられたゴージャスなジャケットで登場したiKON。オープニングナンバー「KILLING ME -JP Ver.-」から「BLING BLING -JP Ver.-」「SINOSIJAK -JP Ver.-」と勢いを加速させ、観客のテンションを一気に引き上げた。

「本当に会いたかったよー!」(JAY)
「久しぶりの東京コンサートですね。僕たち頑張りますので、みなさんも思いきり楽しんでくださいね!」(CHAN)

JAY(ジェイ)、BOBBY(バビー)、SONG(ソン)、JU-NE(ジュネ)、DK(ディーケイ)、CHAN(チャン)のメンバーからなるiKONは、7月13日(水)発売・3年4ヵ月ぶりの日本作品となるニューアルバム『FLASHBACK [+ i DECIDE]』収録曲を中心に全32曲(アンコール含)を披露。待ち望んでいたiKONIC(ファンの名称)と熱い再会を果たした。

iKONの新境地を見せたアルバムタイトル曲「BUT YOU -JP Ver.-」では楽曲同様、キャッチーで軽快な振り付けで会場の空気を一変。哀愁漂うメロディーの「Dive -JP Ver.-」では、リズムに合わせて観客も一緒にジャンプ。BOBBY、JAY、DKが制作に参加したiKONを"龍"に例えた力強いナンバー「DRAGON」、WINNERのMINOが楽曲提供した強烈なヒップホップ曲「AT EASE」では滴る汗を飛び散らせながら、白熱のパフォーマンスを繰り広げた。

ステージコンセプトは"ノアール"。火柱などの特効や上昇するステージなどの演出はあったが、「iKONの男らしい、カッコいい姿を見せたくて、盛り上がる曲をたくさん準備しました」と何よりも今回初めて生バンドが加わったことにより、楽曲はもちろん、歌やダンスがよりダイナミックに彩られた。

「久々にみなさんの前でコンサートをするので、特別なステージを見せたかったんです!」(SONG)とメンバーのソロ&ユニットステージも披露し、BOBBYは自身のソロ曲「HeartBROKEN PlaYBoY」「DeViL」で変幻自在のラップを繰り広げ、ひたすら観客を圧倒。歌い終えると「ゲームをしたい」とBOBBYが叩くビートに合わせて観客が拍手をするというコール&レスポンスに変わる歓声が制限された中でのコミュニケーションを楽しんだ。JU-NEはBOBBYとのユニットステージでアコギを弾き語りしながら、「DEEP NIGHT」というタイトルが表す深淵な世界を表現。観客の琴線を揺らした。そして、ソロステージのラストを飾ったSONGはゴールドの煌びやかな衣装とコミカルな動きで、トロット(韓国の演歌)曲「キルキパパ」を熱唱。「iKONの吉幾三さんです」とJU-NEに紹介されるなど、新たな魅力を開花させ、会場を沸かせた。
JAYはMC中に旺盛なサービス精神と饒舌な日本語で終始トークを引っ張り、同じく日本語が堪能なJU-NEのボケ(?)にツッコミを入れるなど、絶妙な掛け合いで会場の笑いを誘った。

ライブ中盤から後半にかけては、iKONのもうひとつの魅力といえるバラードゾーンへ。なかでも「NAME」はDKの類まれなサウンドセンスが光る1曲であり、メンバーはハードなパフォーマンスを封印し、スタンドマイクで歌に集中。その歌声に観客は酔いしれた。

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2022.07.13