兵役逃れで国外追放された韓国歌手ユ・スンジュン(45)が、20年ぶりに韓国入国となるか。
28日午後、ソウル行政法院はユ・スンジュンが在ロサンゼルス総領事館を相手に提起した査証(ビザ)発給拒否処分取り消し請求訴訟の1審判決を言い渡す。
当初、2月14日に予定されていたが、今回の裁判は在ロサンゼルス総領事館側の弁論再開申請により遅れた。弁論再開はすでに終結された裁判を再び開くことで、弁論が終結するまでに提出できなかった証拠を追加で入手したり、明かすことができなかった立場がある場合に提起する。
ユ・スンジュンは2002年に軍入隊を控えアメリカに出国し、韓国国籍を放棄してアメリカの市民権を取得した。これに韓国政府は、出入国管理法11条に基づき、入国禁止措置を講じた。
2015年、ユ・スンジュンは在外同胞ビザ(F-4)で入国申請したが拒否され、同年LA総領事館を相手に査証発給拒否中止訴訟を提起。昨年3月、最高裁判所で最終勝訴した。ただし、これは「手続き上のミスがあった」という判決であり、ビザを発給せよという趣旨ではなかった。 その後、ユ・スンジュンは再びビザ発給を申請したが拒否された。これに昨年10月、彼はLA総領事館を相手にビザ発給拒否処分の中止請求訴訟を提起した状態だ。
なお、ユ・スンジュン側は「兵役逃れのためにアメリカ国籍を取得したのではなく、アメリカ国籍を取得したために兵役が免除された。兵役を逃れるためでなく、家族と一緒に暮らすために移民を選択した」と主張している。
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