執行猶予期間に再び麻薬を使用した容疑で裁判にかけられた元練習生のハン・ソヒ(26)が一審で判事に暴言を吐き、乱暴したことについて「申し訳ない」と頭を下げた。
スウォン(水原)地裁刑事控訴3-2(チン・セリ部長判事)は8日、麻薬管理に関する法律違反の疑いで起訴されたハン被告に対する控訴審の結審公判を行った。
これに先立ち、ハン被告は昨年11月の一審で懲役1年6か月を言い渡され、法廷拘束された。当時、ハン被告は判事に強く抗議し「逃げない。拘束できません。判事は今、何をしているのか」と叫んだ。
さらに「特定されたものは一つもないのに、何が有罪なのか」とし、「XX本当」と暴言を浴びせた。
この日、ハン被告の弁護人は「被告人は一審のときに見せた不適切な態度について過ちを認めており、深く後悔している」とし「裁判を受ける被告人としては見せられない行為をしたことについて、この場を借りて謝罪する」と述べた。
だが、容疑は改めて否認した。
弁護人は「水原保護観察所の尿採取過程で紙コップを落として、紙コップの中の中身が汚染された」とし「麻薬の陽性が出た尿検査の結果は受け入れられない。その他の薬物検査ではすべて陰性が出た」と主張した。
ハン被告もこの日の最終陳述で裁判部に頭を下げて、「申し訳ない。わたしの事件を担当してくださった判事の皆さんに感謝します」と謝罪した。
これに対して検察側は、裁判部に控訴棄却を要請した。
ハン被告はアイドルグループ「BIGBANG」のメンバーT.O.P(本名:チェ・スンヒョン)と一緒に大麻を使用した容疑で起訴され、2017年9月に懲役3年、執行猶予4年の判決が確定した。
その後、ハン被告は執行猶予期間の2020年6月初め、キョンギド(京畿道)クァンジュ(広州)市でメタンフェタミン(ヒロポン)を投薬した疑いで起訴された。
一審は「ハン被告と同行した保護観察官が紙コップを落とす音を聞いておらず、紙コップが水に落ちた痕跡など特異事項がなかったと供述した」とし「上水道を通じて供給された水にヒロポンの成分が含まれている可能性があるとは考えられない」として、実刑を言い渡した。
ハン被告の二審の判決公判は来る29日に開かれる。
WOW!Korea提供