「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.194「新大久保のオムニ食堂・本店」

職安通りにあるオムニ食堂の本店

東京の新大久保が大いに賑わっている。韓流ファンが連日集まってきて、韓国料理を味わったり、化粧品や韓流グッズのショッピングを楽しんだりしている。この賑わいの中にいると、なぜかホッとする。

韓流の聖地

新大久保の街を歩いていると楽しい。
特に面白いのが、行き交う人たちの会話が耳に入ってきたときだ。
「いま、面白いドラマ、ある?」
「ネットフリックスでやってる『恋慕』がメチャ面白い」
そんな会話が耳に入ってくる。
思わず、ニヤリ、とする。
行き交う人が韓国ドラマを楽しんでいる様子がわかるだけで、なんか幸せな気分になるのだ。

ここが「韓流の聖地」と言われるのも、よくわかる。
そんなふうに気分がよくなると、どうしても韓国料理を食べたくなる。
しかし、ランチタイムには、どこの店も満員の盛況だ。
行列の中で席を待つのが苦手なので、空いている店を探す。思いついたのが職安通りの「あの店」だ。
そこは、「オムニ食堂」の本店なのである。
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2021.12.18