そこで、ソン・ドンイルはわざと「手ぶらで来たの?」と冗談を飛ばし、キム・ヒウォンも「まだ合格したわけじゃないよ。オーディションを受けなきゃ」と乗っかりながらコンミョンいじりをして大笑いし、コンミョンの緊張をほぐしてあげるなど、3人が急速に距離感を縮めていく過程も微笑ましかった。
また、コンミョンがこの番組に馴染むのに、初回ゲストとして女優イ・ハニを招待したのも大正解だった。2人は映画「エクストリーム・ジョブ」で共演しており、一緒に旅行に行くほど仲の良い関係。女優は男前な性格の人が多いと言われるが、イ・ハニも気さくでサバサバしており、おかげでコンミョンも自然と素の自分を出せていたようだ。
イ・ハニは屈託なくリアクションをし、先輩のソン・ドンイルとキム・ヒウォンに対し、敬意を表しながらも、いい距離感で親しみやすい話し方をしたり、この番組には「お客さんは動くものではない」というソン・ドンイルが決めた家訓があるが、全く休むことなく、率先して料理の手伝いをするなど、トレーラーハウスの女主人であるかのような存在感を発揮。カットした桃を右手でキム・ヒウォン、左手でソン・ドンイルの口に運んだ後、コンミョンの口にも入れ、最後に自分もパクリと食べたり、その自然な振る舞いが、まさに姉御肌で魅力的だったし、コンミョンもよく食べていたが、イ・ハニも豪快に、おいしそうによく食べ、食べっぷりがいいのも清々しかった。
そんな頼れるお姉さんイ・ハニがそばにいたので、コンミョンはイ・ハニと2人だけになると、弟のように甘えるような口調で愛嬌を見せたり、イ・ハニが「キッチンタオル」を「チキンタオル」と言い間違えると、「今、何て?“キッチンタオル”ではなく、“チキンタオル?”」とからかったり、実の姉弟のような仲睦まじさだった。かと思えば、イ・ハニがカボチャの葉っぱを摘んでいたとき、その後ろ姿を見ていたコンミョンが「もうそのくらいでいいよ、オンマ(お母さん)」と素で間違えてしまうハプニングも。どれだけ気を許しているんだということだが、そんな2人の掛け合いも可愛かった。
初回から、コンミョンの人の良さが十分に出ていて、そんなコンミョンをソン・ドンイルとキム・ヒウォンも可愛がるように接していたので、見ていて気分のよくなる、“3兄弟”とゲストが織りなすヒーリング旅の始まりだった。
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