歌手ユ・スンジュンが21年ぶりに韓国の地を踏めるのか。
11月30日、最高裁判所特別3部(主審イ・フング最高裁官)は、ユ・スンジュンが提起した権·査証発給拒否処分取り消し訴訟上告審で、審理不続行決定を下し、上告前の判決が確定した。
審理不続行棄却は、上告事件の中で上告対象ではないと判断される事件の場合、これ以上審理をせず上告を棄却する制度であり、ユ・スンジュンの原審判決が確定した。
これに先立ち、控訴審裁判所は「ユ・スンジュンがビザの申請当時38歳を超えており、法に従い兵役拒否以外の他の理由があればビザの発給を拒否できる」とし、ユ・スンジュンの最高裁はこのような判断を認めた。
これでユ・スンジュンは韓国政府を相手にした2度目のビザ発給訴訟で最終勝訴した。政府はユ・スンジュンに下したビザ発給拒否処分を取り消し、発給可否をまた判断しなければいけない。政府が最高裁の判決に従う場合、ユ・スンジュンは21年ぶりに韓国の地を踏めることとなる。
同日、MBCの報道によると、ユ・スンジュンの弁護人は「まだ韓国入国の計画は決まっていない」と伝えた。しかしユ・スンジュンは最終勝訴を報道する記事を自身のSNSに共有し、自らお祝いする雰囲気だ。
これに先立ち、2002年にユ・スンジュンは歌手活動中に海外公演を理由に出国したのちに韓国国籍を放棄しアメリカの市民権を取得、兵役免除となった。
続けてユ・スンジュンは去る2015年LAの総領事館に在外同胞ビザ(F-4)を申請したが拒否され、LAの総領事館を相手に査証発給拒否取消訴訟を提起した。当時最終勝訴したが、ビザの発給を拒否された。
ユ・スンジュンは続く控訴審で勝訴し、最高裁が控訴審の判決を確定している。ユ・スンジュンに果たして韓国入国の道が開かれるのか、注目が集まっている。
WOW!Korea提供