兵役逃れで国外追放となった歌手ユ・スンジュン(46)が、2度目の訴訟控訴審弁論を再開するにあたり、心境を明かした。
20日、ソウル高等裁判所は、ユ・スンジュンが在ロサンゼルス総領事を相手に起こした査証(パスポート)発給拒否処分取り消し訴訟控訴審の弁論期日を行った。
これと関連してユ・スンジュンは「昔もいまも法的に見ることもせずに『兵役逃れ』という単語を使いながら国民をあおり立てるメディアたち…力のない個人にリンチを加えても、誰も何も言えない恐ろしい社会」とつづった。
また「誰かは弁論の機会さえも与えられずにいながら、誰かは証拠があふれていて最側近たちが死んでいっても潔白を主張し…僕は21年間、政府の決定が、そして僕の選択が法的に問題があるかないかも気にされず…メディアが人民裁判をするかのように罪人の濡れ衣を着せられて…21年以上も入国を禁止し、僕の名前を踏みつけて、僕と僕の愛する人たちの間を切り離している」と複雑な心境を吐露した。
一方、ユ・スンジュンは2002年、軍入隊を前に米国市民権を取得して「兵役逃れ」疑惑が浮上。社会的に物議を醸した。その後、韓国の地を踏むことができず、訴訟を続けている。
WOW!Korea提供