チャン・ドンユンとパク・ユナの主演映画「ロングディ(Long D)」(監督:イム・ジェワン)が、韓国映画初のロマンスコメディージャンルでは初めて、スクリーンライフ技法に挑戦して話題だ。
「ロングディ」は30歳を目前にして、5年目の同い年カップル「ドーハ」と「テイン」が始める遠距離恋愛を描く。韓国映画「恋愛の抜けたロマンス」(2021)と米国映画「Searching」(2018)の製作陣がタッグを組み共同製作する中、スクリーン機器の中の画面だけで構成されたスクリーンライフ(Screenlife)技法を選んで注目を集めている。
スクリーンライフとは、PC、モバイル、CCTVなどのデジタル機器の画面を通して、SNSウィンドウ、ウェブカメラ、YouTubeの画面だけで構成された映画のジャンルだ。これまでに米国のスリラー映画「Searching」が最初にこの技法を披露して多くの関心を集めたことがある。韓国では映画「コンジアム」(2018)が似たような試みをしたが、ホラーやスリラージャンルではなくロマンチックコメディーのジャンルで100%スクリーンライフ技法で撮られた映画は「ロングディ」が初めてだ。直接会うことが出来ない時代に画面だけでコミュニケーションするのが日常的になったおかげで、ロマンチックコメディーとスクリーンライフ形式の組み合わせが可能になったのだ。
「ロングディ」はそれぞれの悩みを抱えたドーハ(チャン・ドンユン扮)とテイン(パク・ユナ扮)が遠距離恋愛を始めることになって新しい局面に入る過程をスクリーンライフ形式で見せる予定だ。特に画面を通じてしか会えない恋人たちが経験するあれこれが自然にスクリーンライフ形式で表現された。チャン・ドンユンは「カメラを意識して演技するのが不慣れだったが、その過程で新しいことを学んで慣れていったので面白かった」と、これまでの映画とは違うスクリーンライフ撮影方式にも楽しく臨んだ現場の雰囲気を伝えた。
特に「ロングディ」は、「Searching」の製作者ティムール・ベクマンベトフが共同製作で合流したという点でも期待が大きい。彼は映画「Searching」でスクリーンライフ技法を全世界に知らせた先駆的な製作会社BAZELEVSの代表でありプロデューサーだ。彼が「恋愛の抜けたロマンス」の製作会社12Journeyと意気投合して作った映画「ロングディ」は、スクリーンライフ元祖の品格と共に、K-ロマンスの神髄を披露し、観客に元気な笑顔とときめきをプレゼントするだろう。
独特の技法と現実的なストーリーで観客たちのハートを引き付ける映画「ロングディ」は、来る5月10日に公開する。
WOW!Korea提供