SBSの日曜バラティ「イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り」(以下、「チプサブイルチェ」)がまた転換期を迎えた。
4月17日(日)の放送から、新メンバーとしてウン・ジウォン(SECHSKIES)が加わったのだ。
それにしても、ウン・ジウォンは現在、「目指せ卓球王!」、「裸の世界史」(共にtvN)にレギュラー出演しており、「君の声が見える9」(Mnet、tvN)が4月16日(土)に終わったが、その翌日からまた新しいレギュラーが始まり、バラエティ出演が本当に切れない売れっ子だ。
それはともかく、これまでイ・サンユン、シン・ソンロクといった俳優、ソンジェ(BTOB)、チャウヌ(ASTRO)といったアイドルがレギュラーを務めた後、卒業。そのようなメンバー入れ替えを経て、昨年7月から合流した俳優ユ・スビンが4月10日(日)の放送をもって卒業したため、その後任として投入されたということだ。
同番組は、イ・スンギが「2018 SBS芸能大賞」で大賞を受賞し、SBSの看板バラエティへと成長したが、徐々に勢いを失い、最近では視聴率3%後半から5%中盤の間を行き来している状況。新しい風が必要だったはずだ。新メンバーが俳優でもアイドルでもなく、イ・スンギと相性が良く、面白い相乗効果を発揮できるウン・ジウォンが起用されたということに、番組側が転換を模索しているということが透けて見える。
イ・スンギとウン・ジウォンの共演はKBS第2「1泊2日」シーズン1(2007年)、tvN「新西遊記」シーズン1(2015年)、最近ではNetflixのバラエティ「ニュー・ワールド 〜ここは新世界〜」(2021年)でも息を合わせ、絶妙な掛け合いを見せてきた。「チプサブイルチェ」にも“一日弟子”としてゲスト出演したことがあり、抜群のコンビネーションを見せていたので、放送前から15年来の付き合いになる2人の再会が話題となっていた。
そうしてウン・ジウォンを迎え、新たな幕が開いた「チプサブイルチェ」。ところが、この日の視聴率は3.4%(ニールセンコリア調べ、全国基準)を記録。期待されていただけに、前週の4.2%をさらに下回ったのはある意味衝撃だった。同時間帯1位だった「1泊2日」は女優ハン・ガインを迎えた3週目の放送で、さすがにインパクトが薄れてきたのか、こちらも9.9%と久しぶりに2ケタを切る数値に下がってしまい、こちらに視聴者が流れたわけでもなさそうなだけに、残念な結果ではあった。
この日は、メンバーたちよりも先にウン・ジウォンが到着し、「入学をお祝いします」と書かれた垂れ幕を見て、「歓迎を自分一人でするところがどこにあるんだ」とイラつきながらも、地上波の番組は久しぶりだとニッコリ。
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