写真=植村誠 韓国では、釈迦の誕生日(旧暦の4月8日)は国民の祝日である。仏教の教祖の誕生日が祝日になるくらいだから、韓国の街中にお寺が多いかと思ったら、目立つのは教会ばかりでお寺はほとんど見えない。それはなぜなのか。 崇儒抑仏 「あれっ、お寺はどこにあるのかな」 韓国を…
1623年、光海君(クァンヘグン)を王宮から追放するクーデターが成功し、主導した綾陽君(ヌンヤングン)が16代王・仁祖(インジョ)として即位した。仁穆(インモク)王后と貞明公主(チョンミョンコンジュ)も幽閉を解かれ、完全に名誉が回復された。 婚期をのがしていた王女 20歳になっていた貞…
仁穆王后と貞明公主が幽閉された西宮(ソグン)は現在の徳寿宮(トクスグン)。写真は正殿の前にある中和門(チュンファムン) 1623年、光海君(クァンヘグン)を追放するクーデターが成功し、幽閉を解かれた仁穆(インモク)王后と貞明公主(チョンミョンコンジュ)。2人の地獄のような監禁生活は10…
韓国でタクシーに乗ると、驚くことが多い。日本との比較で言うと、まず、料金がとても安い。それで、つい乗ってしまう。ただし、空港から乗るときは要注意。今でも、外国人観光客を相手に割高な料金を取る運転手がいるからだ。 韓国のタクシーの特徴 韓国のタクシーは、街中で相乗りが普通にある。 目的地が近いと、たと…
『トンイ』の撮影のとき、ハン・ヒョジュは何を感じたのか。彼女は当時「確実に言えることは、成長したということではなくて、今まさに成長しつつある過程にあるということです」と語っている。 10年分くらいの経験 ハン・ヒョジュが言った「今まさに成長しつつある過程」とはどういうことなのか。もっと詳しく彼女の説…
テレビ東京の韓流プレミアでオンエアされている『紳士とお嬢さん』は韓国KBSにおいて2021年9月25日から2022年3月27日まで放送されたドラマであった。コミカルな要素が多く、笑いながら気軽に見られる作品だ。 画像=KBS 複雑な事情を抱えたヒロイン 『紳士とお嬢さん』の主人公は2人。新人のイ・セ…
ハン・ヒョジュは連続ドラマの主役を何度も経験しているが、それでも50回も続く時代劇の撮影は本当に大変だったという。彼女は「撮影期間が長くて体力的にきつかったのは確かです」と語っていた。 共演者に恵まれた ハン・ヒョジュにとって、撮影中の精神面も辛かったという。 「精神的に大変だったのは、1週間の中で…
史料が少ない女性 ハン・ヒジュが演じたトンイは、歴史的には淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏として知られる女性だ。低い身分の出身ながら19代王・粛宗(スクチョン)の側室となり、のちの21代王・英祖(ヨンジョ)の母になっている。 粛宗の場合、最初の妻は19歳で亡くなっている。二番目の妻は仁顕(イニョン)王…
2023年2月22日に36歳の誕生日を迎えたハン・ヒョジュ。彼女が24歳のときにNHKで記者会見をした当時のことを振り返ってみよう。第1回は『トンイ』に主演する以前の話について、である。 めざましい活躍 女優ハン・ヒョジュが一般に知られるようになったのは、2005年の末だった。ユン・ソ…
日本では、亡くなった人の法要は、三回忌を過ぎると七回忌、十三回忌となり、何年もの空きが出る。しかし、韓国ではたとえ何十年が経とうとも、その人の命日に合わせて祭祀(チェサ)がかならず毎年行なわれる。 祭祀が終わると宴会が始まる 昔は命日当日の午前零時から祭祀を行なわれた。 しかし、現代社…