久しぶりに、とても品格のある純愛ドラマに出会いました。既婚男女が織りなす、不倫でもなく友情でもない極上のロマンスを描いた、イ・サンユンとキム・ハヌル主演の『空港に行く道』。しっとりとした大人の純愛ラブストーリーです。 主人公スアの毎日 既婚女性はもう、誰にも心をときめかせてはいけないのでしょうか。 …
かなり昔の話ですが、韓国がまだ経済成長をしていない時代、事務所を構える余裕がなかった人々は、喫茶店でたむろしながら、その店の電話番号をあたかも自分の会社の番号のように名刺に刷っていました。その喫茶店に電話が掛かり、お店の人が「金社長電話ですよ」と叫ぶと、そこにいたお客のほとんどが振り返りました。 他…
韓国の様々な説話で語られてきた老詐欺師キム・ソンダルを、現代の解釈で大胆にアレンジ。「朝鮮王朝を牛耳る権力者に大同江(テドンガン)を売り払った」という逸話をメインに据えて、韓国でも大きな話題となった映画『キム・ソンダル』が、1月20日から日本でも上映開始! 稀代の天才詐欺師登場! 韓国でも指折りの詐…
韓国のタクシー会社はおおむね零細で、運転手は高い上納金を払わされているのでメーター通り走っていては家に持って帰るお金が残りません。不法ながら相乗り(同じ方向の人を乗せ正規の料金をもらう)をして稼ごうとします。四人乗るのだから四分の一でいいはずですが、納得するまで時間がかかりました。 当時は自動車産業…
韓国のKBSで2002年1月14日から放送が始まった『冬のソナタ』。視聴率が良くて上々のスタートを切った背景には、用意周到なマーケティング戦略があった。 積極的なPR 韓国のテレビドラマの制作費は、当時は1話当たりおよそ1億ウォン(約1000万円)と言われていた。20話のシリーズなら総…
現在、続編の脚本が執筆されている『冬のソナタ』。ついにパート2の制作が実現しそうだ。振り返ってみれば、永遠の傑作が韓国で初めて放送されたのが、ちょうど15年前であった。 ライバルが強かった 韓国のKBSで2002年1月14日に『冬のソナタ』の第1回が放送された。時間は、毎週月曜日と火曜…
『朝鮮王朝実録』を読んでいくと、光海君に対してひどい蔑称を使っていて、光海君を悪者にしようという意図が露骨に見えます。果たして、光海君は本当に、単純な暴君だったのでしょうか。 光海君を追放する号令 燕山君(ヨンサングン)を追放した1506年の「中宗反正(チュンジョンパンジョン)」は、暴…
韓国では出世するために、この三つの要素が絡んできます。血縁では名だたる両班の出である方が箔がつきます。私の場合を例にとりますと、一応名門の安東権の出です。一応と申しますのは、実際は正当な流れをくんだ形跡がなく、戸籍法が変わって平民でも苗字がつけられるようになってから、祖先が名家の「安東権」(現存する…
1619年、中国大陸を支配していた明は、異民族の後金に惨敗してしまいます。やはり、明の国力が衰えていたのです。両国の間に入って、朝鮮王朝はどういう態度を取ったのでしょうか。 危機感を持った光海君 朝鮮王朝は建国以来、明を崇めていました。とにかく、小さな国は大きな国に逆らってはいけない、という考え方で…
光海君を支持する政治的な派閥が大北(テブク)派です。大北派は光海君が王であり続けるかぎり大出世を果たせるので、自分たちの地位を守るために暗躍します。主導的に動いていたのが金介屎(キム・ゲシ)という女官です 命を奪われた永昌大君 1609年、大北派は光海君への批判を繰り返していた臨海君(イメグン)を殺…