前編では、張禧嬪と貞純王后について述べました。後編では、朝鮮王朝でも特に刺激的な国王を取り上げます。それは、初代王の太祖と15代王の光海君です。 やってはいけないこと 1392年に朝鮮王朝を建国したのは、李成桂(イ・ソンゲ)です。彼は初代王の太祖(テジョ)になりました。 太祖は本来なら、新しい王朝を…
韓国時代劇はストーリーが刺激的です。欲望、裏切り、陰謀、殺意、毒殺など……。特に、朝鮮王朝を舞台にした作品は、人間の感情が丸出しになります。当時は儒教が国教でしたが、倫理観は立派でも、やっていることは本当にえげつなかったのです。 一番は張禧嬪 韓国時代劇を見ると、女性の出番がとても多いです。特に、朝…
第2回 光海君の生涯(後編) 光海君(クァンヘグン)を支持する大北(テブク)派は、臨海君(イメグン)が反乱を企てていることを訴えた。けれど、光海君は兄が反乱を起こす理由がわからず困惑してしまう。その一方で臨海君は、自分を差し置いて王となった弟を批判していた。 殺害された兄 結果的に光海君は臨海君を流…
第1回 光海君の生涯(前編) 朝鮮王朝15代王・光海君(クァンヘグン)。彼は暴君として知られているが、10代王・燕山君(ヨンサングン)のように悪事ばかり働いていたわけではない。光海君の人生はどのようなものだったのだろうか。 後継者をめぐる争い 光海君は、14代王・宣祖(ソンジョ)と側室の間に生まれた…
結婚式にまつわる話のついでに、七年前にソウルで行われた結婚式についてお話しします。 この結婚式には大変思い入れがありました。新婦の父親とは二十年来の友人であり、東京大学法学部を卒業し、国家公務員上級試験に合格したエリートで、当時の運輸省(現国土交通省)の局長経験者でした。彼のお嬢さんが韓国の青年と結…
写真=韓国陸軍公式サイトより 「ロコレ」では昨年、「チャン・グンソクはいつまで兵役を延ばせるか」という記事を掲載しました。アクセスがとても多いのですが、すでに時間が経っていますので、現状に合うように、1月25日の段階で最新版としてリライトした記事を掲載します。 兵役では1…
韓国での結婚式の話です。冠婚葬祭の項でもお話ししましたが、結婚式はある意味自己顕示欲を示す格好のセレモニーです。豪華な式場に社会的著名人を集め、立派に育てた高学歴で一流会社に通う息子と家柄の良い花嫁を披露する。まさしく結婚する当事者よりも親の晴れ舞台である感がします。 しかし、この結婚式の方程式に異…
このところ、芸能人が兵役に入る場合、社会服務要員になることが多い。社会服務要員とは、どんな存在なのだろうか。全体像を説明していこう。 社会服務要員の判定を受けるケース 徴兵検査で1級から3級までの判定を受けると「現役兵」となるが、4級の判定を受けると「補充役」になる。 この補充役のほと…
韓国も二〇一六年から定年年齢が六十歳に延長されますが、定年後の過ごし方は人それぞれです。日本より見栄の社会である韓国は定年後にどんな仕事をすればメンツが保たれるか苦心します。私をはじめ韓国の大手航空会社の役員を定年退職した同僚を見ると、これといった職についていません。私は日本の中堅旅行会社の顧問とし…
日本では、芸能人は政治的な発言をほとんどしないが、韓国では政治に積極的に関与する芸能人が多い。反政府的なデモに参加する芸能人もいて、自らの主義や支持政党などを明らかにするケースもかなりある。お国柄の違いだが、まさか朴槿恵(パク・クネ)政権が、政府に批判的な文化人のリストを作っていたとは……。 リスト…