日本と韓国の結婚式を比べてみると、かなり違いがあります。一番の違いは、出席者の人数かもしれません。韓国の人が一般の日本人の結婚式に出たら、「随分と参加者が少ないなあ」と思うことでしょう。 2次会もあまりない 韓国では結婚式自体がとてもカジュアルな雰囲気で行なわれます。 招待状をもらっていなくても当日…
康熙奉(カン・ヒボン)著『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』(実業之日本社発行) 韓国時代劇に登場する人物と歴史にスポットを当てたわかりやすい歴史解説書が『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』(康熙奉〔カン・ヒボン〕著/実業之日本社発行)です。この本は韓国時代劇を扱…
1965年6月22日、日韓基本条約が成立して日本と韓国は国交を結んだが、その際に日韓基本条約と合わせて結ばれたのが日韓請求権協定である。この協定の内容を見てみよう。 国交正常化交渉 1961年5月、韓国で陸軍がクーデターを起こし、少将だった朴正熙(パク・チョンヒ)が政権を取った。 彼がすぐに力を入れ…
康熙奉(カン・ヒボン)著『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』(実業之日本社発行/2018年11月2日発売) 朝鮮王朝時代に女性たちは、本当にたくましく男尊女卑の社会を生き抜いていました。実際、韓国時代劇には男を手玉に取る女性が数多く出てきます。その中で特に有名なのが「…
康熙奉(カン・ヒボン)著『いまの韓国時代劇を楽しむための朝鮮王朝の人物と歴史』(実業之日本社発行/2018年11月2日発売) 張禧嬪(チャン・ヒビン)は「朝鮮王朝三大悪女」の一人に数えられているが、一般的な印象では一番の悪女と思われてきた。それは、これまでに韓国時代劇で辛辣(しんらつ)…
ソウルは、どこでも路上販売が盛んな街である。人が集まれば、そこに臨時の店ができて、呼び込みの声がこだまする。食べ物の露店が特に多いが、その他にも服、カバン、CDなどの定番商品が路上の台に積み重なっている。時間が余ったときには、そういう露店を見てまわるのも楽しい。 地下鉄の車内の売り子 …
祖先への供養をとても大事に思った朝鮮王朝。その中で育まれた食文化がスープ料理と肉料理だ。韓国にはスープ類の食べ物が多い。もちろん、日本や中国にもいろんなスープや鍋料理があるが、韓国は数が本当に多い。 肉料理の発達 韓国料理のスープには、ご飯と一緒に食べる出汁を楽しめる「クッ」、同じくご…
韓国ドラマを見ていると、「日本と違うなあ」と思うことがよくあります。その1つが、俳優がセリフを言うときによく舌打ちをすること。これには、どんな意味があるのでしょうか。 女性が多用する 日本では何か気に入らなかったときや怒ったときなどにする舌打ち。どうしても、悪いイメージがあります。 相手に配慮して、…
14代王の宣祖(ソンジョ)は、朝鮮王朝で初めて側室から生まれた国王だった。そんな彼には多くの息子たちがいたが、側室から生まれた王子ばかりだった。その長男が臨海君(イメグン)で二男が光海君(クァンヘグン)である。 決まらぬ後継者 世継ぎ候補は、臨海君と光海君だった。 しかし、臨海君は分が悪かった。 素…
朝鮮王朝の27人の王の中で、最悪の暴君と呼ばれているのが10代王・燕山君(ヨンサングン)である。王として即位した彼は、数々の暴政を行なったのだが、いったい何をしたのだろうか。 母親の愛を知らずに育った王 1476年に9代王・成宗(ソンジョン)の長男として生まれた燕山君だが、彼の母親であ…