NHKの総合テレビで日曜日の午後11時から放送されている『不滅の恋人』。このドラマでは2人の王子が激しく対立する。それがストーリーの骨子になっているのだが、史実のうえでは2人の王子はどんな人物だったのだろうか。 幼い王が即位 『不滅の恋人』に出てくるイ・ガンは歴史的に首陽大君(スヤンデグン)のことで…
ドラマ『イ・サン』の主人公は22代王の正祖(チョンジョ)である。史実で正祖は1800年に急死したのだが、韓国では「毒殺された」という説が有名だ。ドラマ『イ・サン』では毒殺の件はまったく触れられていなかったのだが……。 299通の書状 正祖が1800年に急死したとき、すぐに毒殺説が起こった。その説は、…
1494年、惜しまれながら9代王の成宗(ソンジョン)がこの世を去った。次の王に就いたのは、斉献王后が産んだ王子で18歳だった。この王が10代王の燕山君(ヨンサングン)である。 少年時代の燕山君 燕山君は幼くして母を失ったために、母の温もりを知らずに過ごした。結局乳母に育てられたのだが、性格はわがまま…
チョ・イル主演の『ヘチ』(原題)が日本で『ヘチ 王座への道』と題して、NHK・BSプレミアムで11月10日から放送される。日曜日の午後9時から1時間というのが放送枠になっている。 若き日の英祖 チョン・イルが主演した『ヘチ』は、韓国のSBSで2019年2月11日から放送された。 注目を集めたのが、『…
朝鮮王朝には合計すると42人の王妃がいた。その中には、幸福な人生を満喫した王妃もいれば、悲惨な目にあった王妃がいた。今回は、ひどい仕打ちを受けた「悲惨な五大王妃」を取り上げてみよう。 理不尽な廃妃 最初に取り上げるのは、廃妃・尹氏(ユンシ)である。 彼女は9代王・成宗(ソンジョン)の二番目の正室だっ…
写真=韓国MBC公式サイトより 『オクニョ 運命の女(ひと)』に登場する文定(ムンジョン)王后は、歴史的にも政治を我が物顔に牛耳った悪女であった。その悪行の数々は「朝鮮王朝三大悪女」を上回るほどだった。 仁宗の暗殺を狙った 文定王后は、朝鮮王朝の11代王・中宗(チュンジョン)の三番目の正室だった。 …
成人して親政を始めた9代王の成宗(ソンジョン)は、王権を自分の手に戻すため奮闘した。そんな彼の初めての仕事は、王になる前に亡くなった父の懿敬(ウィギョン)に王の尊号を贈ることだった。 本格的な王道政治 「父上は若くして亡くならなければ立派な王になっていた方だと思う。だから、余の父上の尊号を徳宗(トク…
日本でも大きな人気を博した『イ・サン』と『トンイ』。この二つの傑作時代劇が深くつながっていることを連想させる場面がある。鍵を握るのはいったい、どんな宝飾品だろうか。 英祖の最期 まずは、先につくられた『イ・サン』(2007~2008年の制作)から見てみよう。第44話で21代王・英祖(ヨ…
父親である李成桂(イ・ソンゲ/初代王・太祖【テジョ】)の時代に起こった後継者をめぐる骨肉の争い。それを勝ち抜いて3代王となった太宗(テジョン)。彼は、在位中にどのような政策を行なったのか……。 王の座を勝ち取った芳遠 朝鮮王朝初代王・李成桂の五男として生まれた芳遠(バンウォン)。武力に…
1506年、燕山君(ヨンサングン)はクーデターで王宮を追われた。代わって即位したのが、燕山君の異母弟であった中宗(チュンジョン)だった。彼の妻の端敬(タンギョン)王后は堂々たる「国母(クンモ)」になったのだ。 復位を望む声 クーデターを成功させた高官たちは、端敬王后の廃妃を主張した。な…