コン・ユとパク・ボゴムがダブル主演する韓国映画『徐福』は、日本では『SEOBOK/ソボク』という邦題になって7月16日から全国で公開されることになっている。撮影からかなり経ってからようやく日本でも大々的に鑑賞できるようになった。
期待どおりの演技
『SEOBOK/ソボク』の撮影は、2019年の初夏から秋にかけて韓国で大々的に行なわれていた。
編集作業には時間がかかったものの、映画は2020年の間に公開される予定になっていたが、コロナ禍の影響によって何度も公開が延期になった。ファンにしてみたら、やきもきしたに違いないが、この夏にようやく日本でも大型スクリーンで見られるようになった。
なんといっても、大変な話題作だ。
特に、『SEOBOK/ソボク』は、コン・ユとパク・ボゴムのダブル主演ということで本当に興味深い。
まず、パク・ボゴムが遺伝子の組み換えによって人造的に作られた複製人間を演じている。いわば、クローン人間だ。そのクローン人間を争奪する争いの中で、コン・ユは国家機関のエージェントであるミン・ギホンに扮している。
キャラクターでいえば、パク・ボゴムがクローン人間になるというのが奇抜だ。彼も微妙な動きで相当に苦労したと思うが、演技はとても好評だ。
一方のコン・ユは、アクションシーンがとても冴えている。よほど覚悟して難しい場面に備えたのだろう。
とにかく、主演の2人は期待どおりの演技を披露してくれた。
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