YGエンタに「自社株の借名取引疑惑」、現代表ファン・ボギョン氏の名前も…


韓国の大手芸能事務所YGエンターテインメント(以下、YGエンタ)が10年前の「自社株の借名取引(家族名義や友人名義の口座を利用して、本人が名義人に成りすましておこなう取引)疑惑」で物議の中心に立っている。

韓国「SBS8ニュース」は去る5日、YGエンタが2011年の上場時、会社幹部と外部の人物が職員の名前を借りて自社株を取得、差益を得ていた事実が確認されたと報じた。

また、このリストには、YGエンタの現代表であるファン・ボギョン氏の名前も含まれていると伝えられた。

国税庁によると、ファン氏が部下である職員キム氏名義で株式を取得し、借名を隠そうと夫の友人らに頼んで株式購入資金をキム氏に渡したという。株を売って得た差益をキム氏の口座に置き、工事費用と生活費などに使用した状況が把握された。当時、財務担当だったファン氏は現在YGエンタの代表となり、またキム氏は財務担当取締役を務めている。

ヤン・ミンソク元代表の側近だったA氏も職員ハ氏名義で株を受け取り、その際の代金もハ氏の口座を通して入金されたことがわかった。

YGエンタ側は国税庁に「上場前、職員らの自社株請約需要が低調で、資金調達に支障をきたすことを懸念し、やむを得ず借名取引をおこなった」と釈明したが、国税庁はこれを受け入れていないと報じられた。

WOW!Korea提供

2021.05.06