Stray Kidsが2月20日、グループ初となるファンミーティング「‘Stray Kids 1ST #LoveSTAY 'SKZ-X''」を開催。約3時間に渡って、STAY(Stray Kidsファンの呼称)と特別な時間を過ごした。彼らがファンとともに過ごすのは、昨年11月に行われたワールドツアーの配信ライブ以降はじめて。この日のために準備を重ねてきた約3ケ月間はかけがえないものになったようだ。感動と笑い、そして癒しを届けたイベントの様子をお届けする。
今回のテーマ、“探偵”に扮したStray Kidsメンバーたちひとりひとりが映し出されるオープニング映像から、舞台中央に画面が切り換わり、白トップスに身を包んだ8人が登場。羽ばたくように美しいダンスとともに「Spread My Wings」を全身で奏でる。続いて、息がつまりそうなこの世の中を打破するラップとエモさが光るボーカルで「Voices」を歌う。そして、チャンビンのラップから始まる「TOP」で序盤のライブパートを疾走した。
挨拶の第一声は「STEP OUT! Stray Kidsです!」とおなじみのフレーズ。「ファンミーティングがはじまる前はかなり緊張していたけど、(モニターに流れてくるSTAYの)コメントを見たら、すごく力になりました」とリーダーのバンチャン。一息ついてほっとした様子だ。そしてスンミンが「今日はStray Kidsではなく、‘SKZ-X’の探偵となって活躍するので、みなさんも一緒に楽しんでください!」と、彼らにとって初のファンミーティングへ誘う。
画面は、ミーティングルームへ。今回のゲームは‘SKZ-X’探偵に扮した8人が探偵力を発揮して様々なミッションを成功に導き、仕掛けられた時限爆弾を解除するというもの。マナーのよい“末っ子”探偵・バンチャン、怖がり探偵のヒョンジン、キュートな四次元探偵・リノ、ギャップが魅力の探偵・チャンビン、全部の記録を残す性質の探偵スンミン、横になったまますべてを解決する探偵のハン、探偵団の幸せ・フィリックス、マイナスの手&探偵団の長兄・アイエン――という個性派ぞろいの探偵たちが気合十分で命題に挑むが……ファンにとってはニヤニヤが止まらない設定。というのも、メンバーの実年令が逆転していて、最年長リーダーのバンチャンが他のメンバーたちに年下対応されている姿が可愛いのだ。
最初のミッションは“完璧なチームワーク・SKZ-X”。自分たちで設定した比率に沿うように、8人がそれぞれ設問を作っていく複雑なゲームだ。チームワークを選ぶのか、はたまた意地か選ぶかが試されるからこそ、メンバー同士のツッコミの応酬で盛り上がる。トップバッターのヒョンジンはフィリックスに「自分はかっこいいと思っている」と質問に「YES」と答え。続いてフィリックスはバンチャンに「自分一人で髪を切ったことはある?」と質問。「YES。オーストラリアにいるとき、頭を剃った」との勇ましい答えが。続いてバンチャンからアイエンへの質問は「毎日筋トレをしても、スンミンの肩には及ばないってことを知っている?」。うめきながら「YES」と答えるアイエン。その後は予想通り、暴露合戦のような展開になって、なんとかミッションクリア。お互いが親しくなければ飛び出ない質問によって、彼らのチームワークは証明された。
2番目のクエストは“STEP OUT”。まずは指示役ひとりを除いた全員が目隠しをし、汽車ぽっぽをしながら、床に書かれた文字からはみ出さずに歩ききるというもの。ジャンケンで指示役(最後尾)はヒョンジンに決定。的確な指示で順調に歩むが…なんと、熱心さのあまり、ヒョンジンが線を踏んでしまってアウト! 二度目の挑戦でクリア。パート2はハードルがぐっと上がり、全員アイマスクで「Back Door」を踊れ、というもの。出だしは好調だったが、徐々に雲行きが怪しくなる。自分の位置を見失ったバンチャンがズレると、7人もつられて混乱状態に。最後のキメポーズは等間隔で一列のはずなのに、座り込んでいる者、汽車ポッポしている者、離れ小島に立っている者がいて失敗。5回目でようやく成功した。
ロックされたカバンを手に入れた8人は、絵文字で示された楽曲のタイトルをあてるクエストに挑戦してクリア。ロック解除の暗証番号“190404”をゲット。じつはこれ、メンバーにとって思い出深い数字。「(音楽番組で)初めて1位をとった日」(スンミン)。「僕が8分間も“うえーん”と泣いたあの日だね(笑)」(ハン)。カバンを開けると時限爆弾のカウントがスタート。時計を止めるためには、4回のクエストを成功させなければならない!
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