加平に家を建てたキム・ドンワンに「あの家がお前のドリームハウス?」と聞いたことから、結婚の話にまで発展したのだ。ソウルにいた頃、たくさん引っ越しをしながら、「ソウルには僕の家はない」と思ってソウルを離れ、加平に家を建てたから、いまの自宅が自分にとってのドリームハウスであり、引っ越す気は全くないし、死ぬまでそこで暮らすつもりだというキム・ドンワン。そして、もう一つの夢は結婚したら、妻も自分の家を持って、自分は自分で暮らしながら、たまに会うのがいいと打ち明けると、ソン・シギョンは呆れたように「お前も結婚できないね」と言い放った。
何気なく「お前も」と言い、ここに深い意味はあるのかどうかはともかく、ソン・シギョンはキム・ドンワンとは違い、家より人の方が大事だという。「この人と一緒だったら、どこにいても構わない」という考えだと明かし、相手が望むなら田舎生活でもいいと言うと、「僕に告白してるの? 僕は心の準備ができていないのに」と笑いながら答えるキム・ドンワン。まさかのオチだったが、2人の結婚観が覗けた。
そんなソン・シギョンとキム・ドンワンが訪れたのは、1200坪の庭や目の前に広がる森が印象的なミュージシャンハウス。敷地には釜が備え付けられた野外キッチン、渓谷、家庭菜園などもあったが、何よりも庭の一角で公演ができる場所があったのが目を引いた。そこで、キム・ドンワンが舞台のワンシーンを演じて見せたり、夕飯時にはソン・シギョンが歌声を披露したりする場面も。
このミュージシャンハウスで暮らす夫妻は、新型コロナウイルスの影響により、若いミュージシャンたちが地方に移ってきているとし、本当に大事なものは何か、自分の空間や自然の重要性を考え、都市生活を諦める人が増えていると話していた。
ソン・シギョンはこの番組へ出演するにあたり、「ドリームハウスに暮らす人たちの話を上手く引き出す役割をしたい。しっかり話を聞き、さまざまな人生模様を見ていきたい」と語っていたが、今回見事にホスト役を果たしていた。この新番組では、「ON&OFF」とはまた違う、ソン・シギョンの一面が見られそうだ。