20代後半にすでに演技大賞を手にしたチュウォン。視聴率50%を突破した「製パン王キム・タック」から大賞までのドラマ部門では、頂点を極めたといっても過言ではない。そんな彼が、3年の空白期を経て作品を選択するということは決して容易なことではない。作品性と大衆性、どちらも逃せないからだ。
チュウォンは、メロや明るいラブコメではなくSFジャンルムルを選択した。事前製作ドラマである「アリス」は、9ヶ月間の撮影と後半作業を経た。これは通常のドラマの2倍近い作業時間だ。それだけ心血を注いだという意味だ。
チュウォンは、劇中生まれながらに失感情症の刑事パク・ジンギョム役を引き受けた。パク・ジンギョムは、10年前の高校生の時に母親が死んだ後、ひたすら母親を殺した犯人を追うことだけに集中して生きてきた刑事だ。鋭い洞察力と素早い状況判断力、強力なカリスマ性と明晰さを持った人物で、刑事という役割であるだけに高度なアクションシーンも自らこなした。
1話では、母子関係であったパク・ジンギョム(チュウォン)とパク・ソニョン(キム・ヒソン)が、時間旅行を経て2020年の現在、運命的に再会して今後の展開を期待させた。瞬間最高視聴率も7.1%(ニールセンコリア首都圏)を示して、ドラマも注目を集めた。
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