目覚めたムン・ガンテはコ・ムンヨンに「とても長く寝たみたいだ。悪夢を見たよ」と話し、コ・ムンヨンは「夢じゃない。話すことがある。降りてきて」と、昼にいた現場にムン・ガンテを呼んだ。
コ・ムンヨンは「ここであったことだ。私たちは生きて、あの女は捕まって、真実はすぐ明らかになる。出て行って。ここから出て行って。あなたの言葉通り私は缶ではない。私も感情がある。そして、絶対に忘れられない。私のせいであなたとお兄さんが経験したおぞましい事は一生忘れられない。あなたも私を見る度に辛い」と淡々と述べた。
すると、ムン・ガンテは「乗り越えれば良いじゃないか。ただ、僕たち全て長い悪夢を見たと考えよう。僕はそうする自信がある」と微笑んだ。これにコ・ムンヨンは「演技はやめて。辛いのに辛くないフリ、苦しいのに苦しくないフリ。あなたはもう私の前でそうする。私はそんなあなたを見ながら苦しむだろう。そうして生きたくない。だからお願いするの。明日、お兄さんと出て行って」ときっぱり話した。
ムン・ガンテはその場を離れるコ・ムンヨンを掴んで、「君は本気か」と聞き、コ・ムンヨンは「うん。ただ1人で暮らしたい。以前のように」と答えた。これにムン・ガンテは力なくコ・ムンヨンの手を離した。部屋に戻ってきたコ・ムンヨンは「よくやった、コ・ムンヨン」と独り言を言った。
以降、ムン・ガンテはコ・ムンヨンに「君は本当に1人で生きるのか。君はもう1人で生きられない。あたたかな事を知ったから。だから君も認めて。可愛さを受け取りたい子供の恋人だと」と話した。さらに、「君は僕たち兄弟が嫌いか。超頑固なのはやめてこき使って」と大声を出した。
これにコ・ムンヨンが「今、叫んだのか」と飛び起き、驚いたムン・ガンテは「この部屋では音がより大きく鳴るね。休んで」と慌てて部屋から出た。
コ・ムンヨンはムン・サンテに「ガンテに聞いてみてくれる?明日はまたどんな言い訳に出ないのかと」と聞き、ムン・サンテは「どうにでもして」と答えた。さらに、「僕の宿題を見て欲しい。これを見て。他のパートナーと会って挿絵作家になるか」と言いながらガンテが微笑む顔を見せてあげた。絵を見たコ・ムンヨンは涙を流しながら「これが欲しい。私にこれちょうだい」と話した。
ムン・サンテは「僕は本当に本当に童話の本を出したいのに。童話の本を出してお母さんに自慢したいのに…僕も作家だと。お母さんは病院にいる」と本音を明かした。
これにコ・ムンヨンはムン・ガンテとムン・サンテが植えた木を見つけて、「ごめんなさい」と伝えた。その時、コ・ムンヨンを尾行していたムン・ガンテが現れて、「僕がずっと努力する。僕がどうやっても耐えてうまくやり遂げるから。もう追い出すのはやめて僕を受け止めて」と話した。
しかし、コ・ムンヨンがそっぽを向くと、ムン・ガンテは怪我した手を差し出して「これはどうやって報償するつもり?」と話した。これにコ・ムンヨンは「怪我を負わせたことは申し訳ない」と言って、その場を去った。ムン・ガンテは去るコ・ムンヨンに「愛してる。愛してる。コムンヨン」と叫んだ。
しかし、コ・ムンヨンが前だけ見て行こうとすると「愛してるから。愛してる。愛してるというのにどうして逃げるの」と、前にコ・ムンヨンが愛してると叫んだ姿をそっくり真似た。
家に到着してもムン・ガンテは「愛してる。愛してるから。これは違う」と述べ、コ・ムンヨンが怒ると唇を重ねた。