「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.121「またまた再放送の『トンイ』」

テレビ東京で平日の朝に放送されている韓流プレミアで7月17日から、ハン・ヒョジュが主役のドラマ『トンイ』が放送されている。「またまた再放送」という印象を持つほど繰り返し放送されてきた時代劇。本当に根強い人気を持っている。

粛宗の側室

タイトルにもなっているトンイという主人公は、ドラマ用に作られた名前だ。歴史上では淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏と言われていて、以前は印象がいい人物ではなかった。むしろ、評判が悪かったと言ってもいいほどだ。
しかし、今では韓国で淑嬪・崔氏のイメージがとてもいい。ハン・ヒョジュが明るくトンイを演じたおかげで、歴史上の人物もガラリと印象を変えたのである。
それほど、ドラマの影響力が強いということか。
この機会に、淑嬪・崔氏の人生をたどってみよう。
彼女は1670年に生まれた。

王宮に入った経緯は不明なところが多いが、身分が低い女性で王宮の水汲み係だったという説が有力だ。
美貌が評判になったのは間違いないことで、粛宗(スクチョン)の側室になった。
1693年に淑嬪・崔氏は粛宗の息子を産んだ。しかし、わずか2カ月で早世してしまった。この頃は粛宗に本当に寵愛されていた。
そんな淑嬪・崔氏が歴史に強烈な存在を示したのが、1694年4月に起こった事件であった。

(2ページに続く)

  • 「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.120「『梨泰院クラス』のもう1人の主人公」
  • 「コラム」康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.119「『梨泰院クラス』の母性喪失」
  • 「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.118「ヒョンビンの生き方」
  • 「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.117「『愛の不時着』とヒョンビン」
  • 2020.07.18