『梨泰院クラス』は、パク・ソジュンが演じる主人公のパク・セロイが魅力的な主人公になっている。そのことは間違いないのだが、もう1人の主人公がいるように思える。それが、キム・ダミが演じるチョ・イソだ。
有能なマネージャー
『梨泰院クラス』は、パク・セロイが梨泰院で始めた「タンバム」という居酒屋が舞台になっている。
その店は、最初はお客さんが全然寄ってこなかった。このままでは潰れることが目に見えていた。
そんな店を成功に導いたのが、有能なマネージャーのチョ・イソだ。
IQがとても高いチョ・イソは、企画からマーケティングまでフルに能力を発揮して、「タンバム」を繁盛させた。
その点では、パク・セロイはチョ・イソを頼り切っていた。
しかし、パク・セロイはあくまでもチョ・イソとは仕事の関係だけで、恋愛関係はなかった。
なにしろ、パク・セロイは高校の同級生だったオ・スア(クォン・ナラが演じている)を愛していたからだ。
一方のチョ・イソが「タンバム」に力を注いだのは、社長のパク・セロイに心を寄せていたからだである。
それは、チョ・イソにとって人生最大の恋愛だった。
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