それでもイ・ゴンは2020年のテウルに会うために26年の歳月を黙黙と耐え抜く純愛の決定版を見せて、ジーンとする感動を与えた。 特に自身に対する記憶を刻むために努める姿が、切なくてつらかった。
誰かと尋ねる5歳のテウルに「26年の歳月を生き延びているところだ。 すぐ行くから。 行く途中だから君に」と、母親を失った子供のテウルの頭をあたたかく撫でて離れるシーン、2016年に成人になったテウルとの二番目の出会いで「私たちはクァンファムン(光化門)でまた会うことになるから。 だからその時、私にもう少し親切にしてくれるか? 私たちは時間があまりないから」としながら、疲れないで待っていてくれと切実に訴えるシーン、涙をじっとこらえて公衆電話ボックスの中で「もう少し待ってて、あと少しだから」と、書く姿などは胸をしめつけ、切ない感動を抱かせた。
これに対し放送の最後では、2019年に2人が大韓民国の光化門で出会う、運命的な出会いは最初の時とは違った感情線でより一層ドラマチックに表現された。
このようなイ・ゴンの切ない一途な純愛は、イ・ミンホを通じてより一層深く完成されることができた。 イ・ミンホはキム・ゴウンにあたたかくて親しい視線を送りながらも、ふと悲しみがこみあげるようなまなざしで運命的な愛の切ない感性をめいっぱい刺激した。 また、自分だけ違うように流れる隔離された時間の中で感じる人物の孤独さを淡々としながらも淡く、凄然な雰囲気で表現して、視聴者たちを感動に浸るようにした。
「ザ・キング:永遠の君主」の第15話は、韓国で今日(6日)午後10時に放送される。