「バラコラ」Rain(ピ)、突如巻き起こった「1日1GANG」ブームとは? 酷評を笑いに変えて楽しむ姿に好感度UP!

韓国の音楽界では、しばしば「ヨクチュヘン」(逆走行:曲を発表したときは注目を浴びなかったのに、しばらく経ってから音楽チャートで徐々に順位が上がっていくこと)が起こる。

代表的な“ヨクチュヘン・ソング”というと、「N.Flying」の「Rooftop」、「EXID」の「UP&DOWN」、「PENTAGON」の「Shine」などが挙げられるが、全てSNSでの口コミがきっかけだった。

今年に入り、新型コロナウイルスの影響で、おうち時間が増えると、YouTube動画で「タルゴナコーヒー」の作り方動画がバズり、大流行した一方、音楽では「2PM」の「My House」が話題に。特に、ジュノの「My House」チッケム(推しカメラ)が注目され、「今さらながらジュノの良さを知った」という人が急増。入隊中なのを残念がり、除隊を心待ちにしながら、「My House」が“ヨクチュヘン・ソング”となった。


そんなジュノに続き、YouTube動画で改めて火がつき、いま最も旬なのがRain(ピ)だ。「GANG」の振付をマネする「GANGチャレンジ」、1日1回は「GANG」のMVを見ることを意味する「1日1GANG」という新造語まで誕生した。

「GANG」は2017年12月にリリースされたミニアルバム「MY LIFE愛」のリード曲。当時、同曲は、歌詞も曲も、振付も「陳腐」、「時代錯誤」だと酷評され、音楽サイトで100位にも入らないという屈辱を味わった楽曲だ。

それが、ある女子高生が同曲のカバー映像をYouTubeにアップしたのがきっかけで、たちまち「GANG」に再スポットが当てられた。「GANG」のオフィシャルMVはインターネット上でも最初は笑いの種となり、酷評コメントが相次いでいたのが、少しずつそれを面白がるコメントに変わり、情勢は逆転。Rainならではのレトロな感性も再評価され、いまや一大ブームになっているというわけだ。

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  • 2020.05.19