「インタビュー」ユン・シユン、「親愛なる判事様」オフィシャルインタビュー

◆ソウンは先輩検事からの嫌がらせにも耐え、勇敢な一面もありましたし、まじめで一生懸命に仕事をこなす姿が印象的でした。そんなソウンをガンホはすごく頼りにしていましたが、一生懸命な女性は好きですか?こんな姿を見たら支えてあげたい!と思うのは?
ユン・シユン:とても好きです。人は誰しも弱いじゃないですか。僕もそうですし。僕は強い人間になりたいんです。人が強くなるのには、何か守るものがあったり、信念があったり、心の中に何があるのかによって強くなれるんだと思います。人は弱いものですが、強い姿を見せられる時がすごく輝いていて素敵なんです。荒くて攻撃的な意味ではなくて。僕も一日に何度も揺らぐので、強い人物を見るとカッコいいなと思います。隣にいたいし、一緒に学んでいきたいです。だから今でも強い人物や揺らぎのない人物を見ると、ときめきますね。

◆演じられていてご自身が楽しみにしていたシーンはありますか?
ユン・シユン:楽しみでもあったし、心配だったシーンは、法廷でのちょっと間抜けなシーンです。どんな画になるのかすごく気になりましたね。台本で読んだ時にとても面白くて。僕がうまく演じないと、というプレッシャーもありました。そのシーンでの僕の演技に対しては、自分の演技なので残念なところもありましたが、本当に間抜けな感じで映っていたので、ほっとしました。

◆ご自身とそっくりの人がもう1人いて、自分の代わりをお願いできるとしたら、何をお願いしたいですか?
ユン・シユン:徹夜の撮影の時や、相手役がメインのシーンで僕が映るときに力を貸してほしいですね。その間僕は寝たり、トイレに行ったり(笑)。アクションシーンで僕が映る時は、そっくりさんに代わってもらいたいです。いいですね。二人で活動するんです。片方は性格の悪いキャラクター、もう片方は天使のキャラクター。一人は自分勝手に生きて、僕がイメージ管理をしたくないときは片方のふりをしたり。現実ではそうできないので、謙遜しながら生きていきたいと思います。常に優しく、謙虚な態度で。僕が持っているものに感謝し、反省しながら生きていきたいですね。

◆ご自身のシーンで、一番気に入っているシーンと、その理由を教えてください。
ユン・シユン:法廷の前で、ガンホが初めて反省しながら謝罪の涙を流すシーンがあります。僕たちは、常に人生の危機に陥った時「助けてくれ」と法に手を伸ばしますよね。僕たちの考える法とは、常に冷静で冷徹です。でも、その法がガンホというキャラクターを通じて涙を流すんです。もし法が涙を流すとしたら、これが正解じゃないかもしれないけど、僕たちのために泣いてくれたり、暑い日差しの中で日傘を差してくれる存在でいてほしいと望む時がありますよね。とてもファンタジー的な表現ですが、そのシーンにカタルシスを感じました。心に響きましたし、思い切り泣いてみたいと思いました。そんな姿を見てみたかったんです。

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2020.05.01