Q.日本の視聴者に見どころを紹介してください。
ソン・チャンウィ:このドラマには皆さんが気に入る要素が多いと思います。ストーリーラインや繰り広げられる展開が独特なので面白いのではないでしょうか。また、登場人物も予想可能な平凡なキャラクターは1人もいません。見るたびに、この人物がどう動くのか、物語がどう展開するのか気になるドラマになっていると思います。
Q.ソン・チャンウィさんが考えるウニョクの魅力とはなんでしょうか?
ソン・チャンウィ:ドラマの前半部分で、3人の関係にとても悩みました。ウニョクはヨ ンジュ(オム・ヒョンギョン)と事実婚の関係で暮らしていましたが、その彼女を裏切ってミン・チェリンを愛してしまいます。でも、チェリンを選ぶ特別なきっかけがないんです。ウニョクの成長過程から理由を探すのも困難だったので、最終的に僕はウニョクの選択は単純に“愛”だったのだと考えました。あからさまにではなく、彼の本質に最も迫る愛情だったのだと理解しました。個人的には経験したことはありませんが、ウニョクという人物について考えた時、ヨンジュとの結婚も決まったのに結婚式場でチェリンにキスをするだとか、苦しい状況でチェリンに愛を告白するとか、どこか予定調和ではないんです。
また、家でヨンジュと暮らしていた時も、彼女に愛情はなくとも好きではある。男女の愛なのかヨンジュへの感謝の気持ちなのか、彼が流されるままに生きる姿を演じるのに悩みました。そんなウニョクですが、チェリンに自分を投影して彼女のために人生をなげうつところが魅力だと思いました。演じるのは大変でしたが、物語が進むうちに自分の人生を女性に入れ込んでいくんです。つらい環境で必死に生きてはいるけれども、ウニョクは人生を自ら構築するのが大変なんです。だからチェリンが現れたことで、自分の犠牲を顧みず彼女の夢を守りすべてを捧げるほどに入れ込む。ウニョクの感情を理解するのは容易ではなかったけれど、やりがいはありました。
Q.長いこと一緒に暮らしたヨンジュではなくチェリンを選んだ理由はなんでしょうか?
ソン・チャンウィ:それはドラマで描かれていませんが、そもそもウニョクは虐待を受け苦しい人生を生きてきた、多くを失ってきた人物です。養父母も亡くしていますし。そんなウニョクが死にかけているところをヨンジュは救ってくれた人物です。家を与えてくれた心優しい彼女に対して、絶対的な愛情ではないにしても、ヨンジュに一生尽くそうと考えていたはずです。しかし、チェリンに出会った時に、チェリンも自分と似た境遇であるにもかかわらず彼女は挑戦して苦境を打ち破ろうと努力をしているのを見るんです。そんな姿を見て、ウニョクはチェリンに引きつけられていったのだと思います。自分の意思とは関係なく。だからヨンジュを捨てることになったのでしょうね。その選択を当然と思えない部分もありますが、一方では理解もできます。ただ、ウニョクにとってみれば、チェリンへの愛は抗うことのできないもので、なるべくしてなった結果だと言えます。
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