「ヒューマニマル」が人間との対立を終え、絶滅の危機に直面したアフリカライオンと地球上にたった二匹残った北部白サイの現実を示した。
23日に放送されたMBC創社58周年特集ドキュメンタリー「ヒューマニマル」は「4部-支配者人間」編で作られた。
同日の放送で、俳優のリュ・スンリョンは人間とライオンが葛藤を経験しているアフリカ・ジンバブエを訪れた。 アフリカではこの50年間、人間の住居地域が拡大し、相対的にライオンの生息地が75%も減った。 生息地を奪われたライオンたちが村の周辺に下り、家畜を狩猟すると、人々は直接ライオン狩りに乗り出した。 この約20年間、アフリカライオンの数は半分に減少し、そのうち48%は専門猟師ではなく住民らが殺害したのだ。 専門家らは今後、20年以内にライオンの個体数が今の半分に減る可能性が高いと予測する。
ライオン保護団体ALERTは、ライオン約140頭を管理し、ライオンの保護に努めている。 ここのライオンは野生性を失うが、代わりに人間の手からは生存することができる。 運営責任者ネイサン・ウェブは、「動物を生態系の一部として受け入れることを嫌がる人たちもいる。 動物との紛争が継続されながら、命の脅威にさらされているためだ。 しかし、これはライオンに対する理解不足だ。 ライオンたちを刺激せずにそのままにしていれば、人を不安にしたり、攻撃しないだろう。 動物たちに彼らだけの空間を保障してくれるならば、人間にとって絶対に害を及ぼさないのだ」と説明した。
女優パク・シネはアフリカ・ケニアで地球上にわずか2匹残った北部白サイに会った。 わずか50年前までは南スーダン、コンゴなどに6千頭以上住んでいた北部白サイは、生息地周辺の国々の長年の内戦とこの隙を狙った密猟に個体数が激減した。 残ったのは雌ただ2頭、母のナジンと娘パトだけだ。
サイが密猟師のターゲットになったのには特別な理由がある。 サイの角がガンを治療し、精力に良いという誤った信念からだ。 実際には、何の効果がないサイの角は一つに約1億ウォンで取引される。 この角を得るために密猟師たちはサイを気絶させて顔まで切っていく。 2015年一年間だけで密猟師に殺害されたサイが約1300頭に上る。
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