ドラムの重低音のリズムでさらに力強さの加わった「Dangerman」、完璧なラップで万能エンターテイナーとしての実力を発揮した「I know」、ミュージカルのようなドラマチックな振付の「塵星」のダンス曲メドレーは、本人もしばらく歌っていない楽曲もあり少し心配をしていたとのことだったが、そんな不安を一切感じさせない完璧なステージで、観客からは大きな拍手が送られた。
続いては今回のライブで1番緊張すると話しながら始まったピアノの弾き語りコーナー。今年から練習を始めたというが信じられないほどの腕前で、優しさあふれるメロディと歌声が心地よい「君が好きだよ」、「BE GOOD TO YOU」と、さらに東京公演ではセットリストにはなかった「Come Back To Me 」を披露するサプライズも。
緊張しながらも一音一音に心を込めるよう奏でる美しい旋律と、バンドの素晴らしい音、そしてSE7ENの切なく伸びやかな歌声が相まって、極上の音楽空間にいることを改めて認識させられる一時となった。
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