「個別インタビュー」John-Hoon、来年デビュー20周年! 歌手・俳優として活躍し続けてこられた秘訣は「欲をかかない、結果を気にしないこと」

2020年新春来日公演「John-Hoon 20th Anniversary NEW YEAR Memorial Days」が決定した、俳優でアーティストのJohn-Hoon(キム・ジョンフン)。今回の公演は、2000年にアイドルユニットUNとして歌手デビューして以来、歌手、俳優として韓国のみならず、日本、中国などでも活躍してきた彼のデビュー20周年と1月20日の誕生日を記念したもの。
1月5日(日)Zepp Osaka Bayside、1月7日(火)Zepp Tokyoにて、1日2公演の開催で、昼は誕生日を祝うバースデーファンミーティング、夜はデビュー20周年コンサートと内容盛りだくさんだ。
そこで、公演に先立ち、John-Hoonが20周年や誕生日にちなんだ20問20答で、20周年への想いや、これまでの歩み、プライベートな近況などを語ってくれた。

Q.20周年を迎える心境を教えてください。
昔は20周年を迎えたある歌手の方が、20周年記念コンサートをすると聞くと、本当におじさんみたいだなと思っていましたけど(笑)、自分が20周年になってみたら、時間が早いなと。なんか、いろいろ思い出しました。韓国でデビューしてからのこと、日本でデビューしてからのこととか。もちろんうれしいんですけど、もう20周年という、それだけで悲しくもなるし、いろいろな気持ちになっています。
これまでターニングポイントは何回かありましたね。やっぱり、僕の場合、普通の大学生だったのが、急にキャスティングされて、すぐにデビューしちゃったんで、友達とかもみんなビックリして。だから、デビューしたことだけでも人生のターニングポイントだし、5年間のアイドル活動が終わって、俳優として活動を始めたこともターニングポイントだし。それから、日本でデビュー、中国でドラマをしたこともそうだし、ターニングポイントの連続でしたけど、いつも新しい挑戦をするたびに、みんなが応援してくれたので、ここまで来られたと思います。
Q.歌手として、この20年で変化したことは?
歌手といえば、声の話ですけど、僕の友達は「全然、変わらないね」と言うんです。確かに、先輩歌手の中で、キーが高かったのに、最近出なくなった人とかを見ているから、僕もそうなるのかなと思ったけど、僕は元々、低い人で、高い声は出なかったので、同じです(笑)。でも、自分では、心から感じる声の変化があります。もっと力が加わったということもあるし。純粋な声はなくなったけど(笑)。あと、上手く歌うフリをすることができるようになりました(笑)。音楽的にも、昔はバラードが好きで、バラードばかりでしたけど、今は特にロックが好きになって。やっぱり、日本で公演をしながら、自分の曲をロックっぽくアレンジしたのがきっかけで、自分でも知らなかった楽しみを見つけて、ロックが好きになったかもしれないんですけど、そういう変化がありました。


Q.俳優として、この20年で変化したことは?
やっぱり年を取ると、気持ちに余裕が出てくるというか。昔は“どうしよう、どうしよう”と思っていたのが、今は落ち着いて、ラクにできるようになりました。年のせいか分からないですけど、昔は監督から「おい、お前」とか言われると、「えっ」とドキッとしていたんです。でも、最近は、「ジョンフン」と言われて、「ハイ?」って、スタッフの皆さんとも心の距離が近くなって、ちょっと冗談も言える雰囲気になったんで、最近は余裕ですね(笑)。心の余裕がないと、緊張してしまって、それが演技に出てしまうんで、歌もそうですけど、演技もラクな気持ちで臨むのが一番で、そうすることで上手く表現できると思います。
Q.人間キム・ジョンフンとして、この20年で変化したことは?
歌手、俳優としての変化と同じだと思います。心の余裕とか。僕も人生でいろいろあって、そのせいかもしれないけど、心が強くなったと思います。デビューしてから気付いたこともあるし、メンタルが強くなった気がします。だから、今は何でもできるなと。もう40歳だけど(笑)。そう思っています。デビュー当時はアイドルで、たくさんの方に愛していただきましたけど、心の幸せとかは違う部分だから、今の方がもっと幸せだと思います。


Q.この20年、芸能界で活躍し続けてこられた秘訣は?
学生の頃、勉強していたときは、自信のあることだったから、1位じゃなきゃダメとか思っていましたけど、この世界は何も知らずに入って、運良く1位になったときは、“あ~、なんてことないな”って思ったこともありましたけど、ライバルもいっぱいいるし、すぐに大変な世界だと分かって、心の失敗も経験したんで、欲をかかないようにしようと。そして、結果をあんまり気にしないでやってきたのが、今まで続けてこられた理由じゃないかなと思います。
Q.20年間、大事に使っているものや保有しているものは?
そうですね、やっぱりケータイとかはずっと使っているけど、同じものじゃないから……、ないですね。僕、コレクションの趣味もないし、何回か引っ越して、なくなってしまったものとかもあるんで。それに、数年前から、ミニマリズムを実践しているんで、物への欲がないんです。だから、1つ挙げるなら、肌かな(笑)。肌は自分が一番いい状態を知っているから、毎日本能的にチェックしています。よく女性から、「肌がキレイな理由は何ですか?」とか聞かれるんですけど、僕もよく分からないです。でも、軍隊に行っているときだけは、肌の状態が悪くなって、そのときはビックリしましたね。除隊して、初めて皮膚科に行きましたから(笑)。

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