◆ (7)地下室の恐怖→ (8)締めつける声たち
7話「地下室の恐怖」では、サブタイトルそのままその間公開されなかった考試院の地下室が存在を表わした。ドラマの序盤、他人たちに監禁されたアン・ヒジュンが、地下室に監禁されて苦痛を受ける姿は鮮明な恐怖でお茶の間に衝撃を与えた。 引き続き8話ではジョンウに向かった執着のような関心をこれ以上隠さないソ・ムンジョが鳥肌を誘発した。「締めつける声たち」というサブタイトルのように「私は一度興味を持ったらのがさない」とささやくソ・ムンジョの声が、ジョンウを微動することができなく固く締めつけ始めたことだった。
◆ (9)認知不調和→ (10)ガスライティング、そして「他人は本当に地獄なのか」
最高の緊張感を爆発させた8話のエンディングに続き、最後の2つの話9、10話のサブタイトルは「認知不調和」と「ガスライティング(gas-lighting)」で好奇心を刺激する。 まず、「認知不調和(日本では認知的不協和という)」というのは、既に持っていたことと反対になる新しい情報に接した時、個人が受ける精神的ストレスや不便な経験を意味する心理学用語だ。極限のストレスで地獄に蚕食されていくジョンウの状況を暗示することを垣間見ることができる。 また、「ガスライティング」は、状況操作で他人の心に自らに対する疑いを呼び起こして現実感と判断力を失うようにさせることによって、精神を荒廃化させて支配力を行使して破局に追い込むことを意味する。隠密なささやきでジョンウの精神を崩していくソ・ムンジョの形態を思い出させる。 尋常でない2つのサブタイトルが先に明らかになった「他人は地獄だ」の結末に視線が傾く。
製作スタッフは「気づいた視聴者の方たちもいるだろうが、すべてのサブタイトルの最初の文字を取れば‘他人は本当に地獄なのか’という一つの文章になる。総十個で成り立ったドラマのすべての話が終わった時、皆がお互いの他人として生きていく世の中で、他人は本当に地獄なのか、私たち皆がお互いの地獄にならないことを念願するメッセージを入れた。最後まで大いなる関心と期待をお願いする」と、伝えた。
一方、6日(日曜日)放送予定の「他人は地獄だ」の最終回は、R19の視聴等級で放送される。 自身の計画の通りジョンウ(イム・シワン)を破滅に追い込むソ・ムンジョ(イ・ドンウク)そして彼が作る地獄から抜け出すためにもがくジョンウの最後の対立が描かれるだけに、各キャラクターの感情線の没入を最大化するためにR19の視聴等級を決めた。
OCNドラマチックシネマ「他人は地獄だ」第9話は、韓国で今日(5日)土曜日夜10時30分から放送。