「他人は地獄だ」側が明らかにしたエンディング予測図..“すべてのサブタイトルの最初の文字を取れば一文章完成”

※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。

 

毎回強烈なクライマックスを見せて視聴者たちを感心させているOCNのドラマチックシネマ「他人は地獄だ」(脚本チョン・イド、演出イ・チャンヒ、製作映画会社ウサン、共同製作スタジオN、全10話)には、各話の主な内容を含んだサブタイトルがあった。

放映終了までただ2話だけを残して結末に対する好奇心が大きくなっている中で、8つのサブタイトルと最終2話のサブタイトルを調べた。

◆ (1)他人は地獄だ→ (2)人間本能

ジョンウ(イム・シワン)がエデン考試院に足を入れた1話のサブタイトルはドラマのタイトルと同じ「他人は地獄だ」だった。やっと体を伸ばせる程度の小さな部屋を除けば、多くの生活空間を共有しなければならない考試院で、暴力団員のアン・ヒジュン(ヒョン・ポンシク)と、怪しい他人たちの仕返しを目撃したジョンウは地獄を予感し、すべての話が始まった。 2話「人間本能」では他人たちの残酷な本性があらわれた。アン・ヒジュンを攻撃して監禁したビョン・ドゥクチョン-ビョン・ドゥクス(パク・ジョンファン)双子とホン・ナムボク(イ・ジュンオク)、考試院を訪ねてきた刑事を殺害したユ・ギヒョク(イ・ヒョンオク)と、そんなユ・ギヒョクを「失敗作」と命名して殺害した歯科医師ソ・ムンジョ(イ・ドンウク)が、鳥肌が立つようなどんでん返しをプレゼントして今後繰り広げられる地獄を予告した。

◆ (3)隠密なささやき→ (4)精神錯乱

ジョンウに向かったソ・ムンジョの関心が本格的に描かれ始めた3話「隠密なささやき」では、染み込んでいくようにジョンウの考えに浸透し始めたソ・ムンジョの行動が描かれた。彼の親切な笑顔の間に一瞬見える背筋が凍るような顔がジョンウを当惑させた。 4話「精神錯乱」はすべての人間関係からストレスを受けるジョンウの精神が、すりへっているということが知らされた。罵倒を浴びせて背を向ける会社の先輩パク・ビョンミン(キム・ジョンハン)を見て「いっそ殺してしまおうか」とつぶやくジョンウの鏡の中の顔が、ホン・ナムボクに変わったこと。

◆ (5)マルテの手記→ (6)ロースト

5話サブタイトルはドイツの詩人リルケの代表的な小説のタイトルである「マルテの手記」。考試院に帰るのを恐れて「怖いです」と声を出して告白したジョンウから、リルケの小説の中の大都市パリで死と不安に震える人生を営む若い詩人マルテの影が伺えた。 そうかと思えばジョンウが唯一警戒を下ろすことができる恋人ジウン(キム・ジウン)とケンカして信頼を失った6話。 この日、ピョン・ドゥクチョンは双子の兄ビョン・ドゥクスを、そしてビョン・ドゥクスはソ・ムンジョに命を失った。「ロースト」というサブタイトルが明確に理解されるくだりだった。

(2ページに続く)

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  • 2019.10.05