ファンミーティング後半に入ると、チョン・ヘインは、薬剤師のユ・ジホを演じた「ある春の夜に」で、実際に着用していたという白衣を着て登場。ファンの悩みを解決するコーナーで、チョン・ヘインから愛の処方箋をあげるというものだ。ここでも、チョン・ヘインの真面目で誠実な人柄ぶりが炸裂。笑いや冗談なしで、本気で相談に乗る姿に、思わず惚れ直してしまうファンも多かったことだろう。
特に、「仕事で苦手な上司と会話をするとき、その気持ちが顔に出てしまうんですが、どうしたらいいですか?」という悩み相談に対し、チョン・ヘインは「できるだけ自分の意思を正確にハッキリと相手に落ち着いて伝えるのがいいのではないかと思います。頭に来たり、嫌だなと思ったとき、大きな声で叫んだり、悪態をついてしまうこともあるかもしれませんが、そういうときこそ心を落ち着かせて、自分の思っていることを言えば、相手はあなたを無視できないと思います」とし、「僕も時には気分を害したり、怒ったりして、顔に出ることがあります。でも、そうすると、結局は自分の心が痛くなります。最近は、他人を憎んだり嫌いになればなるほど、自分自身をどんどん嫌いになるなと感じます。そうすると、いつか自分が心の病を抱えてしまうことになるので、直接、自分に被害を与えてくる人でない限り、憎んだり嫌いになったりする必要はないと思います」と答えた。さらに、「自尊感情が健康でしっかりしている人は他人を憎んだりはしないです」とキッパリ。会場のあちこちから感嘆の声が上がった。
また、ファンのリクエストでアメリカ式のウインクをしたり、「○○さん、頑張ったね」、「痛いの痛いの飛んでけー」など言ってほしいフレーズを日本語で直接ファンに言ってあげるなど、優しさもバツグンだった。
そして、次のコーナーも「ある春の夜に」に出てくるシーンにちなんだゲームコーナー。チョン・ヘインが好きなスポーツだというバスケのフリースローゲームで3ゲームを行い、チョン・ヘインが見事に成功したら、ファンにサイン入りチェキをプレゼントするというミッションだ。
最初は普通のバスケットボールで、定位置から挑戦。2回失敗した後、勘をつかんだのか、キレイにシュートを決めると、「ハ・ハ・ハッ」とドヤ顔(笑)。次は、フェイントをしてからシュートをするという動きが加わり、難しくなったか、ファンの声援もむなしく、チャレンジ失敗…。するとカウントはされないが、ボールが入るまで何度もシュートを打つ負けず嫌いな一面を覗かせた。最後はなんと、バスケットボールではなく、ぬいぐるみを入れるという挑戦。これも2回失敗の後、最後残り1回のチャンスだったが、見事に成功!興奮気味に「心臓がバクバクしています」と話すチョン・ヘイン。ドラマチックな見せ場を作り、ギリギリで決めるあたり、やはりスター性を持っている人は違う、というカッコよさを見せ付けた。
(4ページヘ続く)