長い間日本活動から離れていたとは思えないほど、彼の日本語はとても流ちょうで柔らかい。自分の言葉を伝えようという気持がひしひしと伝わってくる。そしてユチョンが何か仕草をするたびに会場から歓声があがり、照れくさいのかモニターに映る自分の顔を隠すというおちゃめな動作をして、会場は和やかな雰囲気に。「今日が最後なんて、寂しいですね。でもお互い最後まで笑顔でいましょう、楽しむ準備はいいですか!」とユチョンが叫ぶと、ファンからは「OK」の合図。『再会(日本語ver.)』『The Empty Space For You』を熱唱した。
「今僕が感じているのは、100%純粋な幸せです。皆さんはどうですか?」と話すと、会場が拍手で応える。「アルバムをつくっている時もそうですが、こうして皆さんと過ごす時間はもっと嬉しくて幸せです。次にコンサートをする時は、日本のオリジナルアルバムを必ずつくって来ます!」と高らかに宣言し、ファンを喜ばせた。そして前日の公演後、車の中から駅に向かうファンを見ていたということをユチョンから明かされ、ファンから驚きとどよめきが。「今日ももちろん、こっそりストーキングします(笑)」と笑わせるのだった。
「では、次の曲を聴いてください」と静かに流れ始めたイントロは『いばら』。すると会場のペンライトが一斉に消え、ファンはそれぞれスマートフォンのライトでユチョンを照らし出す。これは事前に告知されていたユチョンへのサプライズだ。気丈に歌い続けていたユチョンだったが、こらえきれず涙を流し、歌えなくってしまう一幕も。しかし気を取り直し、流れる涙もそのままに最後まで歌い上げた。歌唱後、「ありがとうございました」と深く一例をして、次曲『Unwound Heart』へと続いた。
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