「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.51「2018年韓流10大ニュースの1位は?」

新しいネットワークの時代

年末になると、この1年を回顧する記事もたくさん出るが、世界的に影響を持つアメリカの音楽メディアもこぞってBTSを取り上げていた。
たとえば、「ビルボード」はこう称賛した。
「K-POPが世界で影響力を強めている中でBTSはジャンルの壁を破った」
さらに「ローリングストーン」はこう伝えた。
「『FAKE LOVE』はアメリカの大衆音楽市場において言語の障壁をこわし、K-POPグループの新記録を達成した」

本当にBTSの評価が高い。
特に、「ビルボード」や「ローリングストーン」が強調していたのが、BTSが韓国語の歌で世界の音楽市場を席巻していることだ。
従来からアメリカでは英語以外の言語は音楽シーンでなかなか受け入れられなかったが、その壁をBTSが乗り越えていった。
それを可能にしたのがSNSの発達だが、そういう意味でも、BTSは新しいネットワークの時代に一番マッチしたスーパーグループなのだろう。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

2018.12.29