「日本で初の単独ツアーができて、本当に幸せです。今日はファイナルだし、メンバー全員、かなり高まってます」というギターのチャ・フン。「2018年一番の思い出は、僕たちN.Flyingが作ります!」とスンヒョプが気合を入れると、ちょっとセンチメンタルな「UP ALL NIGHT」に突入。「Hot Potato」ではベースのグァンジンが軽快なステップを披露し、「ANYWAY」ではスンヒョプとフェスンの2ボーカルが、歌詞に合わせて大きなハートポーズを作る。N.Flyingはロックバンドであるが、こういうアイドルとしての一面を見せてくれるのも魅力のひとつだ。
『THE REAL』ライブシリーズ恒例となったカヴァーコーナーでは、なんと、話題沸騰中のDA PUMPの「USA」をロックアレンジで。2ボーカルの“いいねダンス”もバッチリだ。そして新しい試みとして、フェスンが大好きだという日本のアニメ曲をメドレーにしたが、『君の名は』の「前前前世」や『ドラえもん』の「ひまわりの歌」など8分という大作ながら工夫を凝らした展開と演出で魅せた。
7月のブリッツ公演でも好評を博した「K-POP mash up」では、「BTS/DNA」の口笛のフレーズを上手く取り込みながら、ダンス曲であるK-POPのヒット曲をバンド・アレンジで披露し盛り上げた。こういうアレンジができるのも、バンドならではだ。
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