「個別インタビュー前編」「ドラ恋」で大注目の俳優テジュ“次はミュージカルに挑戦してみたいです!”撮影秘話から理想の女性像まで語る!


Q.「ドラ恋」5話のこめちゃんとのキスシーンが話題でした。渡辺直美さんも「今までで1番のキスシーン。この地球上で」と絶賛されていましたが演技?リアル?
僕は本当に気持ちで演技するのが一番自然に演じられることだと思って、その時の気持ちはバラエティーとか演技という気持ちはなくて。その子が好き、その子と感情的にも肉体的にも交流したいという気持ちだけで演じたと思います。
撮影の前1週間あったんですが、ずっと、(相手役の)こめちゃんを好きになるために写真をみながら、自己暗示というか、「会いたい」「キスしたい」という気持ちを自己暗示にかけていたので演技とかバラエティーとかじゃなくてその時だけはその人を愛さなきゃって、感じでしたね。
Q.出演前と出演後、一番大きく変わったことは?
街で声を掛けられることですね。気持ち的には変わらないですけど、もっとうまくなりたいな、もっと仕事したいなっていう気持ちは変わらないですが。昨日の夜(舞台で共演した)BOYFRIENDのミヌと一緒に歩いていたら、いきなり男の人が「テジュさん、応援してますよ!」って声をかけてくれて、ミヌじゃなくて、僕?って(笑)うれしくて、「ありがとうございます!」って握手しました。
あとは精神的というか、気持ちの部分では変わりたくないっていうか、初めての気持ちを持ち続けたいという思いがあるので、ないですね。

Qテジュさんが理想とする女性のタイプは?
僕は好きな人に対してけっこう気を遣うタイプなので、あまり気を使わなくてもいいというか、いっしょにいて楽な人が好きです。最近思うのは日本人の女性だと楽になれると思うので、タイプが日本の女性かもしれませんね(笑)お互いサポートできる人がいいですね。

Q.テジュさんが、芸能活動をするようになったきっかけは?
僕は元々、芸能界を目指している人たちに対して、「現実的じゃない」と、あまりいい印象じゃなかったんです。歌手になりたいとか、俳優になりたいっていう友達に「お前鏡見ろよ!できる?」っていう性格でした。でもある日軍隊で、(入隊中は)本を読む時間が多いじゃないですか?自分が本当にやりたい夢とか、やりたい仕事を見つける自己啓発書を読んだんです。その中に自分の年齢、見た目、背の高さ、財力、性格、色々なことを全部外して素の自分、魂だけの自分がやりたいことが何なのかに対して探す本でした。最後に出たのが俳優で…「えっ、僕今まで否定的なことを言っていたのに、本当はやりたかったのに、勇気がなくてできなかったから、悪く言っていたのか…という気持ちになって、それが恥ずかしくて言えなかったんです。秘密にしていたんですが、でも演技ってどういう感じなんだろうって、興味があったので姉に電話して演技の本を送ってもらって、ベットの下に隠して夜明けとかに一人で読んだりしていたんです。その勉強を始めて何週間か経った時、夜明けに僕が俳優になる夢を見たんです。夢を見て起きたら手が震えてて、心臓のドキドキが止まらなくて、爆発するような感じで人生、生まれて初めて感じる感情でした。「あぁ、この感情を今から感じられなかったら今すぐ、死ぬ方がましだ」と思いました。
その時から俳優になりたいという気持ちになりました。それがきっかけで父に6カ月かけて33枚の手紙を書いて、除隊後1週間でソウルに来ました。
その時から演劇の大学に行きました。

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2018.08.18