-相手役は「青春時代」で共演されたシン・ヒョンスさんで、再び息を合わせることになりましたが。
もともと知っている人だから、撮影現場に慣れるまでの時間が本当に短かったし、ちょっと不思議だなと思っちゃいますね。3年間、夏に一緒に作品をするなんて、なかなかないことだから。さらに、今回は相手役になって、私の友達の元彼氏という感じもあるし(笑)。「青春時代」はウンジェ役を2人(シーズン1はパク・ヘス、シーズン2はジウ)が演じているじゃないですか。2人とも私と親友で、そっちからヒョンスさんの話を聞いていたので、実際に深い話とか、プライベートの話をしたことがないのに、もう心の中ではベストフレンドみたいな(笑)。気心の知れた友達という気がして、お互い早く慣れました。
-一緒に演技をしてみていかがですか?
ま、やっぱり不思議ですね。「青春時代」のシェアハウス「ベル・エポック」の他のメンバーたちとセリフを交わしているのを見たり、ドラマの飲み会とか打ち上げで会うだけだったので、“わぁ~、その声とその顔が私を見てる”って(笑)。
-しかも、今回はラブストーリーですしね。
ハイ、ハイ、そうですね。ちょっと恥ずかしいです。だから、「青春時代」のみんなには、見ないでほしいなって(笑)。
-「青春時代」の共演者たちは、スンヨンさんとシン・ヒョンスさんの共演について、どう言っていたんですか?
「笑える」って。ハハハハハ。「オンニ(お姉さん)と? ありえない。ダメでしょ」って(笑)。でも、今回は2人ともキャラが完全に「青春時代」とは違うし、私にとっては、ノーマルな恋愛とかロマンスは久しぶりというか。「青春時代」はあんまり大人の恋だなという気持ちを感じられる時間がなかったんで。だから、今回ヒョンスさんと一緒に、久しぶりにロマンスのお芝居をするので、ドキドキしますね。
-最近終わったばかりのドラマ「止めたい瞬間:アバウトタイム」では、ミュージカルの演出助手チョン・ソンヒ役を演じ、リアリティあふれる演技が好評でしたが、演じてみていかがでしたか?
ま、みんなそうだと思うんですが、仕事場でいる私の姿、言い方と、家にいるときの私、友達に会うときの私って違うじゃないですか。それをしっかり表現しようと思って。ま、リレーションシップによって人は違うから、その辺をもっと勉強して、仕事をしているときの話し方はおとなしくして、友達と恋愛について話をするときにはもっと可愛い感じでいくし、友達の弟とサム(友達以上恋人未満)の関係になったときには、お姉さんの雰囲気を出そうと思って、台本を忠実に演じました。
で、ミュージカルって、私にはあんまり近いものではないんです。元々大学では演技専攻で、ミュージカルの授業もありましたけど、自分には合わないなと思って。“舞台の上でお芝居と歌を一緒に? いや~、それはちょっと…”って(笑)。あまり身近には感じられなくて、“私にはできない”って思っていましたが、今回ドラマでいろいろなミュージカルの俳優さんたちが踊って歌う姿を見て、本当にカッコよかったなぁと。
-それで、やってみたいなと?
いやいや、そこは(笑)。歌とお芝居、両方難しいのに、一緒にやるなんて、私には本当に大変です。私は、同時に2つはムリです。1つのことしかできないです。
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