「イベントレポ」新生ADDICTION、新宿ReNYでのワンマン公演の場で新たな決意を表明!!

ここへ至るまでの日々を語るメンバーたちの映像が映し出された。中では、何度も挫けそうになりながらも、つねにファンたちから勇気と夢をもらい続けてきた想いをそれぞれが語っていた。もちろん、これからのADDICTIONへの未来図も彼らは伝えてくれた。「全力で走り抜けたい」、今はその言葉を素直に信じたい。

3人編成で届けたのが、重低音なビートがズンズン身体を揺らす『 Sweet junkie』だ。メンバーたちは一体化した躍動的なステージングのもと、次々と刺激的な歌を突き付けた。肉体と感情を煽る挑発的なその姿勢に、身体がどんどん熱を帯びてゆく。その歌声と楽曲は、触れた人たちのボディをシェイクさせた。一緒にファンキーなダンスビートに乗せ身体を揺らそうぜと、ADDICTIONは『Shake it up』を届けてきた。途中ファルセットやラップなど多彩な声の色も混ぜながら、彼らは場内をパーティ空間へ彩ってゆく。勢いを加速させるように飛びだした『SHOW ME』では、ワイルドな面を投影。甘いだけじゃない、彼らの中にある野生の血もしっかりと提示。感情を剥き出しに挑発してゆく彼らの姿は、まるで間近で女性を口説くようにも見えていた。そりゃあ、女性たちがメロメロになるのも納得だ。

ここで、TAKTが合流。軽快なトークを挟み、ここからは4人のADDICTION…と思わせながら、始まったのがMYUJIのソロステージ。届けたのは、MYUJIが誕生日を迎えるときにみずから作った『26』。先鋭的なリズムが襲いかかる。挑発する演奏の上で、胸に抱いた意思を強く宣言するように歌うMYUJI。凛々しい歌声が、矢のように胸へ飛び込んでゆく。途中から、TAKTも参加。何時しか2人はマイクを交わしながら『26』をクールに、ワイルドに歌っていた。

流れだしたのが、美しくも切ないバラードの『Thanks to u』。舞台上にはK.BとASCHの姿が。彼らも、互いに歌のバトンを交わしながら、込み上げる暖かな想いをステージの上からファンたちへ降り注いでいた。その歌声には、あふれんばかりの感謝の気持ちが込められていた。2人の歌声は、とても温もりに抱かれていた。ADDICTIONは2組にチームを分け、両極の姿勢を提示。そこにも、彼らの表現の懐深さを感じとれた。(3ページに続く)

 

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2018.02.22