-雨っていうと、何をイメージしますか?
やっぱり悲しいイメージじゃないですか。人は時には悲しい気持ちも必要だと思うんです。人はいろんな思いを感じたほうが、もっと強くなれるから。実際は悲しいことが起きていないのに、自分なりに悲しいなって思うなら、それはそれなりにいいことだと思います。僕は雨が降ると、その雨が降っている景色を眺めます。雨を見ているだけで落ち着くというか。音も好きだし。
-ちなみにフンさんは雨男ではないですよね?
雨男ではないです。でも、U-KISSのメンバー、5人が揃っているとき、よく雨が降るので、僕じゃなくて、誰かが雨男だと思います(笑)。
-今回の新曲2曲について、メンバーの皆さんは何か感想をおっしゃっていましたか?
いつも僕は、メンバーに真っ先に聴かせるので、レコーディングルームにみんなを呼んで、直接聴かせました。キソプとイライとジュンと、スヒョンさんも軍隊に行く前に聴いたし。そしたら、「前回のシングルとは雰囲気が違うし、フンの声とめっちゃ似合っている曲だね」って。メンバーの褒め言葉がすごくうれしかったです。
-メンバーに最初に聴かせるというのはどういう理由からですか?
やっぱりメンバーのみんなも、いままでいろんな音楽をやってきたので、音楽的にメンバーのみんなに認められたいってことですね。だから、メンバーのみんなが、ここ直してほしいって言えば、直します。
-いままでそういうことはあったんですか?
ハイ。スヒョンさんとキソプは厳しいです。2人は、あんまり良くないと、すぐ言うタイプで。だから、スヒョンさんが「コレあんまり良くないな」って言ったら、変えます。
-それだけ信頼しているってことなんですね。
もちろんです。今回は、聴いてすぐ「良いね」って言ったから、面倒くさくて、何もアドバイスをしてくれないんじゃないかと思って、スヒョンさんにそう言ったら、「本当に良いよ」って言ってくれたから安心しました。キソプからは、「隠れてやらないで」って。次からは一緒にやろうって話になりました。
-フンさんとキソプさんが共同作曲した曲がどんな曲になるのか楽しみですね。
でも、キソプが厳しすぎて、僕は……ハイ(笑)。僕は自分が作ったら、それはそれなりの魅力があるって感じなんですけど、キソプはいろんなことを考えすぎて、そういう細かいところがちょっと怖いです(笑)。でも、だからこそ、キソプがU-KISSの曲として、良い作品を誕生させたと思いますが。ま、いろいろ教えてもらいながら、次は2人で作曲したいなと思います。
-キソプさんとは音楽スタイルも違うんですか?
完全に違います。僕は少し優しいスタイルなんですけど、キソプはミディアムテンポの高級感のある音を使うのが好きらしいです。僕はメロディに集中するんですが、キソプは音に集中するタイプだから、そんな2人が一緒にやったら、めっちゃいい作品になると思いますが、僕はまだキソプが怖くて(笑)。でも頑張ります。
-せっかくなので、メンバーの皆さんの近況も教えてください。
最近、ジュンがめっちゃ頑張っていて、自慢の末っ子です。兄ちゃんたちは、ジュンにもっと頑張ってほしいと思っています。もっと最強になって戻ってきたら、U-KISSはもっと強くなれると思うから。とにかく、いまは体調を気にしながらやってほしいです。一度足をケガしましたけど、たぶん自分は若いからケガをしても、すぐに治るって考えていると思うんです。でも、それは違うよって。年をとっていくと、ケガはなかなか治らないよってことを伝えたいですね。そして、キソプはまたU-KISSのために曲を作っているし、最近イライも作曲しているんです。どんどんU-KISSがアーティストになっていますね(笑)。うれしいことです。いつか、アルバムの全ての曲をU-KISSが作れたらいいなと思います。そして、フンは1人で頑張っているし、スヒョンさんは軍隊に行きましたね。
-スヒョンさんは元気ですか?
めっちゃ元気です。写真をいっぱい送ってくれるんですけど、意外と軍服が似合いすぎて、カッコいいなと思いましたね。スヒョンさんも頑張っているし、みんな頑張っているから、良いことがあるように、「Anniversary」を聴いてほしいです(笑)。
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