-「Rain」はフンさんが作曲されていますが、曲作りで大変だったことはありますか?
悩む時間がつらかったですね。どんなメロディがいいか、どんな内容がいいか、ファンのみんなはどういう雰囲気が好きか、それを考えながら完成させるんですけど、作った後、めっちゃ悩みました。聴けば聴くほど、これでいいのかなって感じになって。だから、ひとまず2、3時間で曲はできますが、そこから、1、2週間ぐらい悩みながら、直して、直して…。それで、聴きすぎて、耳が変になりましたね。「これどんな歌?」って(笑)。そういうこともあり、完成するまで時間がかかりました。
-「Rain」は特にどんな部分にこだわりましたか?
サビのメロディをいっぱい気にしましたね。ファンのみんなが覚えやすくて、耳に残るメロディを作ろうということに一番こだわりました。それで、その音は1つ上がいいのか、1つ下がいいのかを迷い、1週間変え続けたんですけど、結局最初に考えたところに戻りました。
-作曲といえば、キソプさんも作曲されていますが、何かアドバイスとかを求めたりしたんでしょうか?
僕は自分1人で、家で隠れてやるスタイルだから(笑)。誰にも作曲しているよって言わないです。だから、キソプが「いつ作曲したの?」ってビックリしていました。
-誰にも言わず、こっそり作曲するのはどうしてですか?
恥ずかしいから。僕は普通に音楽が好きで、自分で音源を作って歌うってことを遊び感覚で楽しくやっているんですよ。だから、それを誰かに聴かせるのはちょっと…。自分1人で聴いて、自分の成長を感じるのが楽しみなんです。
-「Rain」は前から作っていた曲なんですか?
いえ、2ndシングルの発売が決定してから、すぐに作り始めました。デビューシングルで、僕の作った「愛奏(あいかなで)」が初めて収録されたので、2回目も自分の曲を入れたいって思いがあって。一応、曲のストックはいっぱいあるんですけど、それは遊びの曲だから。聴かせるための真剣な曲は集中して作らないとダメです。早くファンの皆さんに聴かせたいって気持ちだったので、寝る時間もけずって頑張りました。僕は暇だったらいっぱい寝ますけど、活動が始まると、寝る時間ももったいないって思うタイプだから、寝なくても幸せな気持ちでした。
-「Rain」は雨が降ったら、音源を解禁するという面白い試みもされていましたよね。
KISSmeのみんなが、雨はあんまり好きじゃないけど、フンの曲を聴くためには、雨が降ってほしいって言っていて、それが面白いなと思いました。僕も雨はあんまり好きじゃないけど、雨が降ってほしいと思ったのは、今回が初めてでした。
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