「個別インタビュー」俳優ユ・ジュンサン、歌手・映画監督などマルチに活動する理由とは?「活動は全て“いい俳優”になるための過程。好奇心が旺盛なんです」

-ちょっと寝ただけで、ミュージカルの公演を行うというのはすごいですね。
年をとって良かったと思うのは、4、5時間寝ただけで、体が回復するということです。そんなに眠くならないんですよ(笑)。そんなことを続けていたら、5時間も寝たら、体が回復するようになりました。
-見た目的にも、本当に若々しいですよね。年を感じさせないというか。
最初の音楽映画は「僕が君から学ぶこと」という作品だったんですが、これは僕が若者をやたら説教する、小言を言うというものなんですが、自分自身も父親だから、子供たちに知らず知らずのうちにそんなことをしていたんです。ある日、奥さんに「そういうことはやめて」と言われて初めて、自分もそうなっているんだということに気付いたんです。
いま一緒に音楽をやっている20歳年下のイ・ジュンファにも、この音楽映画を作りながら、小言を言ったり、同じことを何度も言ったり。そうしてできた作品なので、この映画はある意味、自分をディスる映画になっています。そうして、自分自身を反省し、“そうならないようにしよう”“もっと思考を広げよう”ということを考えました。
年をとっていい面もありますが、自分のほうが年上だからという理由で、権威的になってはいけないと思うし。年をとったからといって、必ずしも成熟しているわけではなく、中には年相応の行動をとれない人もいますからね。だから、僕も自分に鞭を打ちながら、もっといい大人になろうと。そういうことを考えながら、先ほども言った好奇心、関心が自然とわきあがるようになり、若々しくいられるんじゃないでしょうか。でも、こういうことって遺伝もあるらしいですよ(笑)。


-イ・ジュンファさんとは、ユニット「J n joy20」の年末コンサートが控えていますね。曲作りもご自分でされているということですが、演技とは違う音楽の魅力はどういう部分でしょうか?
俳優は自分を通して、物語を伝えますが、音楽は自分の話を作ることができるし、自分の考えを込めることができるのが魅力だと思います。20歳の頃から、1年に1冊のペースで日記を書いているので、もう29冊もあるんですが、それを見返していると、いろんなことを考えるようになり、それがいい時間になります。
あと、旅行をしながら、突然起こる出来事や、例えば風が吹いて、なんらかの感情が刺激されて、感じたことを音楽として表現してみたり。そういうものが、皆さんの共感を得られればうれしいし、もし共感してもらえなかったら、次もっと良くなればいいなと思うし(笑)。音楽を作っているときは、自由な魂になることができるので、音楽活動を続けているんだと思います。
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