リーダーのミカは「2008年に最初ヒョンミンと会って、その後ジェイとインジュンとカラムに会ったんですが、練習生として一緒に毎日練習したことを思い出しました。いろいろな事情で、解散しようかって話が出たときは、純粋な心を持って、ただ歌が好きで、ダンスを踊るのが好きな5人が頑張っていたのに、なんで?って。本当に諦めようと思ったときもあったんですけど、待っててくれる人がたくさんいるところで頑張ってみようって、また日本で活動ができるようになりました。皆さんを見たら、頑張って我慢して良かったな。10年間本当に頑張ったし、日本に来て良かったと思いました。ここでミカのとなりでインジュンが『泣いたことないのに、美香の涙ずるいよ。悲しいよ』と言いながらまた号泣。
きょうこの景色を皆さんと一緒に見られて良かったです。また戦ったり、超えなきゃダメなことがたくさんあると思いますが、ここまで10年ですよ。もっといけるんじゃないですか。僕らを信じてください」と力強く語った。
そして、ヒョンミンが「こんなステキなファンがいるってことは、すごく幸せ。人生の一番のプレゼントだと思うし、感謝したい人にありがたい気持ちを伝えたいです」とこれまで大国男児を支えてきた関係者の名前を呼び、スタッフにも感謝した。
最後の曲「夢まであと…」をさらに声のボリュームを上げ、メンバー同士、肩を組みながら大熱唱した大国男児。客席に向け、深々と頭を下げた後、5人が円陣を組んで中央に手を重ねると、「ウリヌン(僕たちは)テ・グク・ナ・マ(大国男児)!」と大きな声で叫び、ステージを後にした。
予定ではここまでだったが、その場を離れられないファンのため、「最後にもう1曲歌おうかな」と再びステージに現れた5人。これにはファンも大歓喜! 最後に用意した曲は、「サヨナラをありがとうにかえて僕らは今旅立とう♪」という歌詞で始まり、「いつか僕らが今日の僕らより大きく強くなれるまで進んで行こう。信じていよう。もう一度会える日まで♪」で終わる「Someday」だ。
まさにラストライブにふさわしい名曲の数々を通して、自分たちの思いのたけをぶつけた大国男児。そんなメンバーの歌、言葉にファンも涙腺崩壊で、会場は感動に包まれた。ここまで約3時間、全26曲を歌いきった5人は、マイクを使わず肉声で「ありがとうございました!」とファンに感謝を伝え、最後は充実した笑顔で、有終の美を飾った。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)
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